俺は、お守りをヒラヒラした。
「 バカ言ってんじゃないよ。
そんなもの怖い訳が無い。」
「 そうかなぁ~。」
俺は、さらにお守りをお揚げ婆さんの方に突き出してヒラヒラした。
お揚げ婆さんは、身を引きながら突然言った。
「 おっ、そうじゃ。
ちょっと急用を思い出した。」
「 急用って何だよう?」
「 急用は急用じゃ。
すぐに帰らなければならないのじゃ。」
「 血が噴き出すってのは、どうなったんだよ?」
「 今日は、急用だからダメじゃ。
明日、対策を考えてから、また、来るからな。」
「 対策って、何なんだよ?」
「 ええい、細かいことにウルサイガキじゃ。
明日は、えらい事が起こるんじゃ。
覚悟して、ビビッておれ!
じゃ~な!」
「 おい、待てよ。」
「 何じゃ?」
「 もう、来なくていいぞ。」
「 だまらっしゃい!
明日じゃ、明日!!
わっ!!!」
お揚げ婆さんが床にひっくり返った。
ヘビ次郎がお揚げ婆さんを振り落とし、勝手に赤い円の中にスルスルと入って行ってしまったからだ。
☆HOMEページに戻る。
HOMEページ
「 バカ言ってんじゃないよ。
そんなもの怖い訳が無い。」
「 そうかなぁ~。」
俺は、さらにお守りをお揚げ婆さんの方に突き出してヒラヒラした。
お揚げ婆さんは、身を引きながら突然言った。
「 おっ、そうじゃ。
ちょっと急用を思い出した。」
「 急用って何だよう?」
「 急用は急用じゃ。
すぐに帰らなければならないのじゃ。」
「 血が噴き出すってのは、どうなったんだよ?」
「 今日は、急用だからダメじゃ。
明日、対策を考えてから、また、来るからな。」
「 対策って、何なんだよ?」
「 ええい、細かいことにウルサイガキじゃ。
明日は、えらい事が起こるんじゃ。
覚悟して、ビビッておれ!
じゃ~な!」
「 おい、待てよ。」
「 何じゃ?」
「 もう、来なくていいぞ。」
「 だまらっしゃい!
明日じゃ、明日!!
わっ!!!」
お揚げ婆さんが床にひっくり返った。
ヘビ次郎がお揚げ婆さんを振り落とし、勝手に赤い円の中にスルスルと入って行ってしまったからだ。
☆HOMEページに戻る。
HOMEページ