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日々の恐怖 6月19日 固定電話

2016-06-19 18:59:10 | B,日々の恐怖



  日々の恐怖 6月19日 固定電話



 引っ越して来てから8年。
自宅電話に渋~いオジサマの声で、

『 あ、ともちゃん?』

といきなり尋ねる電話が月1程度で続いてます。
 ナンバーディスプレイで相手の番号はわかっています。

「 いいえ、違います。」

と答えると、

『 ああ、失礼しました。』

とあっさり切るのです。
 ちなみに夫が出ると、

『 ともちゃん、いらっしゃるかな?』

と尋ねるそうです。
 夫がその電話を受けた時は、

「 うちにはともちゃんはいませんよ。」

と言うのですが、やはり

『 ああ、それは失礼しました。』

とあっさり切れるそうです。
 気になった私と夫は、ある日とうとうその電話番号にかけてみました。
どうせ知られているのだし、と、番号通知で。
 でも受話器から聞こえてきたのは、

“ お客様がおかけになった電話番号は、現在使われておりません。”

それでもオジサマからの電話は相変わらず月1程度でかかってきます。
 最近は、

『 あ、ともちゃん?』
「 はい。」

と答えたらどうなるのかな~と、好奇心が芽生えてきてしまいました。
答えませんけど、ね。

 その後、例の電話への対応パターンを夫とあれこれ想定したりしていました。
そして昨日、かかってきました、例の電話。
 まずはナンバーディスプレイの画面表示で番号を確認し、夫が電話をとります。
かねてよりの想定通り、受話器を上げた直後に電話機内蔵の機能で録音し始めました。
 以下は通話の内容です。

夫 「 もしもし。」
相手『 ともちゃん、いますか?』

無言で私に受話器を渡す夫。

私 「 もしもし。」
相手『 あ、ともちゃん?』
私 「 どちらさまですか?」
相手『 ともちゃんじゃないのかな?』
私 「 そちらはどなた?」
相手『 ともちゃんと、話がしたいんですが。』
私 「 どなたさまでしょう?」
相手『 ともちゃんなのかな?ともちゃんじゃないのかな?』

 そばにあったメモに【ラチがあかない】と走り書きして夫に見せると、夫が無言で受話器を取りました。

夫 「 もしもし。」
相手『 あ、ともちゃん、います?』
夫 「 あんた、前から何度もかけてきてますけどね、いったいなんなんですか?」
相手『 ともちゃんと、話がしたいんです。』
夫 「 そっちの番号はわかってるんですよ、****ー****ですよね?」
相手『 ともちゃん、いないのかな?』
夫 「 番号を、しっかりと確認してみたらどうですか?」
相手『 ΧΧΧΧーΧΧΧΧにかけているんですが。』
夫 「 それは確かにうちの番号です。
   前から何度も言っていますが、うちにはともちゃんはいません!」
相手『 そうですか、それは、大変、失礼しました。あの・・・。』
夫 「 はい?」
相手『 ご存知ないですか?ともちゃんの』

そこで唐突に通話は切れました。
 すぐに表示されていた番号に電話をかけてみましたが、

“ おかけになった電話は、現在使われておりません。”

でした。
今日、番号変更の手続きをしようと思います。











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