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けいおん!の聖地をゆく その14 水路閣と市役所

2017年03月09日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 南禅寺法堂の横から塔頭南禅院へ行く小道の上に、立派な煉瓦造りの橋梁が続いているのが見えてきました。境内の有名な観光スポットの一つ、水路閣です。
 水路閣は、琵琶湖疎水の分線事業の一環として明治21年に施工された水路橋です。全長約93m、幅約4m、水路幅約2.5mの規模をもつアーチ構造で、いまも現役です。毎秒2トン近くの水を流しているそうです。


 南禅寺を訪れた観光客の大半が、必ずこういう記念写真を試みます。水路閣の下で西から東を向いて撮ります。


 けいおん! 第1期のオープニングにも登場したため、さらに有名になったそうです。だから同じアングルで撮っている人は、「けいおん」シリーズを知っている可能性が高いです。
 それにしてもこのシーンは素晴らしいですね。京都アニメーションならばでのチョイスですね。


 ですが、この構図は上掲のアニメシーンとちょっと合わないです。後で気づいたのですが、橋桁内部のアーチの高さが違いますし、横の石垣が反対側に見えますので、本当は逆方向の西を向いて撮らないといけないのだと悟りました。3月中旬に再訪の予定がありますので、その際に正しい角度で撮り直す予定です。


 案内板です。国の史跡に指定されていますので、こうした解説文の設置義務があるわけです。


 「けいおん」ファンでなくとも、見応えのある歴史的建造物です。禅刹の雰囲気にもよく溶け込んでいます。


 水路橋としては外壁意匠がなかなかに凝っています。南禅寺の境内地という立地を考慮して当時の流行も取り入れつつ、復古的なデザインを選んだ結果と言えましょう。


 観光客が大変に多い場所なので、写真を撮るのも一苦労でした。上部を撮影するのは楽ですが、橋桁下を撮ろうとすると、常に誰かが写ってしまうからです。


 蹴上駅に戻って地下鉄に乗りました。駅構内のポスターは、お馴染みの「太秦萌」でした。背景の建物がすぐに分かる方は、相当な京都通です。


 15時49分発の太秦天神川行きに乗りました。


 京都市役所前駅で下車し、地上に上がりました。


 すぐに京都市役所の前に着きました。


 これが第2期の第27話(番外編3)「計画!」に登場した建物のモデルです。中野梓が戸籍抄本を取りに行った役所の建物です。外観はかなりアレンジされていますが、右側の大きな樹木と石造看板がほぼ一致しています。


 京都市役所の斜め向かいに、寺町通りアーケード街の北口があります。私たちの模型サークルの徘徊エリアの北端にあたり、ここからショップ巡りや食べ歩きを楽しんでいるメンバーも多いです。本能寺の横から入るので、市役所の南側の本能寺を目印にすると位置が分かり易いです。


 寺町通りを南下して三つ目の辻が三条通との交差点です。そこで左折して三条通を少し東進すると、右手に上図の「鳴門鯛焼本舗」の三条寺町店があります。サークル仲間の何人かがこのお店の鯛焼のファンで、モケジョのエリさんやレイコさんもよく買いに行くそうです。
 ですが、私自身は一度も食べたことがありません。何度も前を通っているのに、です。 (続く)

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