「介護もトライアスロンも楽しんで」

90代両親を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年1回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

胸椎圧迫骨折した母のその後

2023年04月15日 09時45分39秒 | 介護
今月9日に自宅で転倒し、胸椎圧迫骨折と肋骨も1本折れてしまった母のその後です。

母は数年前に交通事故で肋骨骨折と脳挫傷にもなったのですが驚異的な回復を見せて短期間で普段通りの生活に戻った経験があり、私としては今回もそれ程心配をしていませんでした。ところが胸椎や腰椎の圧迫骨折は痛みがどんどん増してきて、ましてや高齢者にとっては骨の回復具合も遅くなるとのこと。そして入院などすると運動不足から筋力低下になって退院後も寝たきりになってしまうケースがかなり多いのだそうです。

寝たきりになられたらそれこそ困るので入院はせずに自宅で出来るだけ身体を動かしながらの療養を選択し、私も今まで以上の介護を覚悟したのです。ところが母にとっても想像以上の痛みが日ごとに増してきた様です。また運の悪いことに診察してもらった近所の整形外科医院ではコルセットに関しては毎週金曜日だけの対応と言うことでやっと昨日が採寸でコルセット自体が出来上がるのは来週の金曜日だそうです。コルセットで胸を締め付けておけばある程度は痛みを和らげてくれるのでしょうが、2週間近くは市販の腰ベルトを代用するしかありません。なので骨折初日と2日目はトイレに何とか歩いて行かれていたのがその後は車椅子を利用しないと無理となってしまったのです。

また食欲ですが、これも痛みが強くなってからは物を食べるどころではない様で食べることが一番の楽しみと言う母でしたが、すっかり食欲がなくなり喉を通るのはゼリー飲料やヨーグルト類、固形物としてはランチパック程度のサンドイッチが半分程度、バナナ数切れなどフルーツを少しになってしまいました。

そして日が経つにつれて今度は車椅子への移動もシンドイくなりトイレはポータブルトイレをベッド脇に置くこととなったのでした。このポータブルトイレは2年半程前に脳梗塞と肺癌になった兄が利用していた物で、彼の死後も捨てずに保管しておいたのでした。今回それが役立ったのですから保管しておいてとても助かりました。

このままコルセットが出来上がる来週金曜日まで何とか頑張ってくれるかと期待していましたが、一昨日の夜はトラブルが発生しました。痛み止めのカコナールを飲んではいますが、あまりにも軽い薬のため効き目は全くありません。そして痛みに耐えかねた母は夜中の1時に大騒ぎをしたのでした。私も起きて対応していましたが、母と同じ部屋で寝ている父も起こされてしまったのでした。父は現在97歳ですが、元気に週4回のデイサービスに通っているのと週2回は40分間ですが訪問リハビリのサービスを受けていて散歩や軽い運動をしています。そんな父ですが、これから毎日夜中に起こされてしまったのでは体調がおかしくなってしまうでしょう。私も父が夜中にトイレに立つときには目が醒めてしまいますしただでさえ母の事を気遣って何か物音がしたら起きる様にと熟睡が出来ている訳ではありません。

それに運の悪い事に当日の夜、父は3時と朝方5時の2回もトイレに間に合わずオムツや衣服を汚してしまい私はその処理をする羽目にもなったのでした。父は腸の動きが衰えてしまっていて常に便秘気味です。このため酸化マグネシウム錠とピコスルファートナトリウム水溶液の2種類の下剤を服用しているのですが、出が悪いので寝る前に通常ピコスルファートは6滴のところ9滴に増やして服用させたのでした。このことがとんでもない時間帯の排便に繋がってしまった様で当日の夜から朝方にかけては母と父の両方の対応で完全に睡眠不足となってしまったのでした。

これから暫くこんな状態が続いてしまったら、私自身が二人の対応をしっかりやり続ける自信がなくなってきました。なので昨日は急遽ケアマネさんに連絡を取って今後の対応を相談したのです。すると幸いなことにケアマネさんが居る施設では昨日から19日までの6日間だけなら連続でショートステイの利用が出来るとのことが分かりました。なので急なことではありましたが昨日の夕方に私が自分の車で母を施設に送り届け、取り敢えず6日間だけ預かってもらうことになりました。ベッド脇で車椅子に乗り玄関まではそのまま移動。玄関では段差が大きいため一旦車椅子から降りてもらうことになりましたがそこでまた車椅子に乗り直し実家脇の駐車場へ。そして車は車椅子対応のホンダN-Boxなのでここはスムーズに乗車することが出来て大変助かりました。車椅子対応でなければ介護タクシーを使う様になったことでしょう。

施設に到着後は利用の際の契約書にサインしたり持参した薬の説明など暫く母も同席して話をしていたのですが、時間が5時近くになってきたら母が「お腹がすいたから食事をしたい。」と言い出したのです。健康な時の普段は夕食が5時前後に食べているので空腹感が出てきたのでしょう。施設のスタッフさんも「では食堂に行きましょう。」と母を連れて行ってくれたのですが、家を出る時、到着後も車椅子に座りながら「痛い痛い。」と大騒ぎしている割りにはちょっとの空腹感でも「食事をしたい」と言い出す母のマイペースさには笑うしかありません。果たして食堂へ行ってどれ程の量を食べることが出来たのか分かりませんが、自分のことしか考えない本当に自分勝手な母のことですから施設のスタッフさん方にこれから6日間は多大な迷惑を掛けることになるのでしょう。そのことは施設の担当者にも事前にお断りをし謝っておきました。

さて、19日以降はその時の母の具合でどうするかまた対応を考えることにしますが、21日にはコルセットが出来上がってくるでしょうし、現時点ではまた実家で母の面倒を看ることを考えています。ずっと施設にいたままでは身体が動かなくなってしまうでしょうから母の具合を見ながら自宅とショートステイの併用にするとか色々考えていこうと思っています。

そんなことで取り敢えず19日までの間は父一人の面倒を看るだけになったので私は昨晩しっかり睡眠を取ることが出来て本当に助かりました。この6日間で私自身の体調を整え、体力をつけておきたいと考えています。
コメント (2)
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