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園路の勾配と土系舗装

2020-04-20 23:28:49 | うんちく・小ネタ
公園の園路の勾配は、都市公園の移動等円滑化整備ガイドラインの中に、「高齢者、障害者等(特に高齢者や車いす使用者等)に配慮して可能な限り小さくする必要があるが、地形の状況等により縦断勾配を設ける場合は5%以下とする。ただし、地形の問題等によりすりつけが困難な場合等があるので、高齢者、障害者等の円滑な移動及び利用が確保される場合は、部分的に8%の縦断勾配まで許容する。」と書かれています。
5%の縦断勾配とは、可視化すると、下の図のような坂道になります。

5%の縦断勾配は、結構緩やかなスロープに見えますが、車いすを使用される方、高齢者、障害者、妊産婦、けが人等にとっては、5%の縦断勾配でも身体の負担になります。よって、バリアフリー新法第2条第2号で、5%以下に決められています。
よって、ガイドラインに示されている「縦断勾配を設ける場合は5%以下とする。ただし、地形の問題等によりすりつけが困難な場合等があるので、高齢者、障害者等の円滑な移動及び利用が確保される場合は、部分的に8%の縦断勾配まで」を守る必要があります。

一方、土系舗装にとっての5%の縦断勾配とは、土の流失が起きるほどの傾斜ではありません。急な坂道の事例では、下の写真のように15%程度の勾配でもしっかり締め固めれば強度的に問題がないところもあります。ただし、坂道の区間が短いことという条件つきです。

しかし、土系舗装にとって強度的に一番怖いのは縦断勾配よりも排水や水の流入の有無です。
例えば、下の写真の園路は、5%以上の勾配がありますが、側溝がありません。雨が降れば、右側の斜面から水が流入してきて、園路が水ミチになります。さらに、この道は長い遊歩道なので、雨の日の雨量は勢いがついて大量の流水になり、園路を破壊していきます。
土系舗装の良し悪しは、水のコントロール次第と言われます。水を上手に逃がすことが出来れば快適で良好な園路になります。勾配はガイドラインを守りながら、排水と水に最大の注意を払いましょう。

実は、「8~10%の勾配がある園路ですが、土の流失はありませんか? 」というご質問をいただきました。長い傾斜路の場合は、表面水に勢いがつきますので、途中で踊場を設け、横断排水溝に水を集め、傾斜路の下部へ流れるのを食い止めます。
排水溝は傾斜部に設置すると不具合が起きるので、途中に水平部を設けて、水を側溝に流す工夫が必要です。こうすることで、水の流量や水の勢いを止めることができます。

しかし、最近では、「縦断勾配対応型 坂道横断側溝」や「縦断勾配対応型 坂道用集水枡」が販売されていますから、上記のような踊場を設けなくても縦断勾配の排水ができそうですね。
是非試してください。
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