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真砂土舗装 土の粒度と透水性

2021-07-26 03:13:54 | うんちく・小ネタ

真砂土舗装は、天然の真砂土と固化材を混合して舗装を行います。
「ジオベスト土系舗装は、透水性がありますか?」という質問を受けるのですが、ジオベストは固化材なので、混合する真砂土の地質によって透水係数が変わってきます。            
真砂土は一般的には花崗岩が風化した砂質土なので同じ地質と思われがちですが、真砂土にも風化度によって粒度が異なったり、地域によっては、真砂土にも粘性土があるからです。
では、どのような真砂土が土系舗装に適しているかといういいかといえば、下の真砂土の粒度分布表で説明すると、以下のようになります。

① 粒度のシルト部(0.075~)が10%以下である。
② 粘土や不純物を含まない。
③ 自然含水比が低い状態の土壌(10%以下が望ましい)
④ 使用する土壌にバラツキがなく供給できる。
⑤ 均一な粒度曲線であること、ギャップのある粒度は不可
⑥ 砂のなかで細かく軽い砂は不可(丘砂)

この真砂土に固化材と水を加えて固めたものが土系舗装になりますが、固化材の配合率が増加すると硬度は増加し、透水係数は減少する傾向にあります。よって、透水性を高めた土系舗装を行うには固化材の配合率を少なくして調整します。                                                                                                 また、固化材が土の粒と粒をくっつけて団粒化し、空隙を保つとはいえ、転圧でしっかり固めると空隙が押しつぶされてしまうので、透水性を確保するには、ほどほどの締固めにするということも必要になります。しかし、転圧の強さと強度は比例するので、注意が必要ですね。

ちなみに、ジオベストのプレミックス商品として販売している「ジオミックス」の透水係数は、10-3というデータがあります。プレミックス商品なら真砂土の品質を一定に保てるので、透水係数は出せます。
ちなみに粉塵が舞い上がるのを避けたい場合、シルト部(0.075~)をできるだけ取り除くことが一番の粉塵対策になります。最近、全国で販売されている真砂土のことをお聞きする機会があり、シルト分を極力減らしている真砂土を用意しているというお店の話をお聞きしました。粉塵対策としては、これが一番効果がありますね。
■ジオベストのお問い合わせは、
ジオサプライ合同会社 広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419
福岡092-518-3537へ。
もしくはジオサプライのホームページよりお問い合わせください。




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