横浜地球物理学研究所

YOKOHAMA GEOPHYSICS RESEARCH LABORATORY
地震予知・地震予測の検証など

「地震解析ラボ」の地震予測、2012年1月はひとつも当たらず

2012年04月23日 | 地震予知研究(早川正士氏・地震解析ラボ)
地震解析ラボのサイトで、2012年1月の彼らの予測実績が公開されました。さっそく、検証してみましょう。

この1ヶ月間で、彼らが発表した予測は、以下の13件です。

予測期間  予測規模 予測地域
--------------------------
1/05-1/11 M5.5前後 長野~群馬
1/05-1/11 M5前半 千葉東方沖
1/06-1/12 M5.5前後 北海道東部 (その後1/17まで延長)
1/11-1/17 M5前半 宮城沿岸部
1/16-1/22 M5.5前後 紀伊水道
1/20-1/26 M5.5前後 青森東方沖 
1/23-1/29 M5前半 日向灘
1/26-1/31 M5前半 福島~茨城
1/27-2/01 M5前半 岩手~宮城
1/31-2/05 M5.5前後 能登半島
2/01-2/06 M5.5前後 北海道東部
2/02-2/07 M5後半 奄美
2/03-2/09 M5.5前後 千葉

これに対し、実際に該当期間に発生したM5クラス以上の地震は以下の8件です。

発生日 規模 震央(最大震度)
--------------------------
1/12 M5.8 福島沖 (4)
1/12 M5.4 宮城はるか沖 (3)
1/23 M5.1 福島沖 (5-)
1/26 M5.1 宮城沖 (4)
1/27 M5.1 千葉東方沖 (3)
1/28 M5.5 山梨県東部 (5-)
1/28 M5.6 岩手沖 (4)
2/08 M5.7 佐渡 (5+)

見事なまでに、予測が1件も的中していません。的中率は0%です。カスっているのは、1/12に起きた宮城はるか沖(M5.4)と、1/28に起きた岩手沖(M5.6)の地震ですが、実際の震央が彼らの予報円から前者は北に外れており、後者は沖合に大きく外れています。規模も、いずれも予想とは異なっています。

ご記憶のとおり、東日本大震災後の余震が東北から関東の太平洋側にこれだけ頻発していたのに、その間を縫うように予測をことごとく外しているのは、むしろ見事なほどです。

なお、能登半島に予想した期間が過ぎた後、2/8に佐渡でM5.7が発生しており、一見「おや」と思われるかも知れません。ですが、地図で見ると分かるとおり、佐渡と能登半島はだいぶ離れており、彼らの予報円も実際の震央とはカスりもしていません。そもそも、この期間内にも北海道、長野、紀伊、日向灘、奄美と全国に予測を乱発し(全てハズレ)ていますので、能登と予測した後に佐渡で地震が起きても、全く驚くに当たりません(そもそも期間も外していますし)。

そして、被害が想定され得る震度5弱の揺れを起こした2つの地震(1/23福島沖、1/28山梨県東部)を、カケラも予想できていなかったのですから、地震解析ラボの予測は全く使えないと言ってよいでしょう。

2012年に入っても、地震解析ラボの地震予測能力は、やはりゼロのままのようです。
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