25日(日)は京都に戻り、14時から、大槻秀治氏「現代の名工」受章祝賀会に出席し、挨拶をさせていただいた。京都府印章業協同組合の田中稔彦理事長ら、京阪神の業界の皆さんが集まってお祝いされた。
京都は職人の世界の幅が広く層が厚いため、「現代の名工」に選ばれるには他府県よりも相当大変で名誉のあることだそうだ。
大槻さんはお父さんの跡を継いで、本町3丁目で大槻栄文堂を経営しておられる。一級印章彫刻士として全国の印章彫刻士の技術審査員も務め、日本を代表する印鑑彫りの名人だということが皆さんのお話を聞いて、よく分かった。
奥様と3人の娘さん、お孫さんも受章を喜んでおられた。
京都府印章業協同組合の前理事長が二之湯真士府議の後援会長で、二之湯府議は組合の顧問を務めておられるようで「今は行政文書も印鑑略のものが増えてきて、業界としては技術の維持継承や後継者の確保も難しくなってきている」という話を昨夜聞いた。
たしかに市民の側からすると印鑑が要らないのは楽だが、行政の側は略さずにしっかりと印鑑を押すべきではないのか?と感じた。そういうものをしっかりと押すようになれば、簡単に文書の改ざんをしなくなるだろう。