玄語

玄音の弟玄です。日々感じている事、考えている事を語っていきます。そんな弟玄が語る”玄語”です。よろしく。

高句麗四神図

2014-11-06 17:37:05 | Weblog
先日参加したコンサートでふと浮かんだこと。
それは高句麗をもっと知ることと、なぜか西行法師のことでした。

今日は高句麗の事。
家にある『高句麗文化展』という図録をパラパラめくって心惹かれたのは方位神である四神図でした。
東に青龍、南に朱雀、西に白虎、北に玄武。
それがこれ。

青龍
高句麗人の気質を最も現しているといわれる青龍。前へ前へと向かう進取の気性と気迫が躍動感をもって見事に描かれています。

朱雀
美しく神秘的な力を持つと言われる朱雀。

白虎
白虎も高句麗人の気質を現すと言われ、悪鬼を睨みつけるかのようにカッと見開いた目から出る気迫が凄まじい。

玄武
玄武は北方の黒色を意味する「玄」と、亀の堅固な甲羅が「武」現し、北方を象徴する守護神。蛇と絡むことで陰陽の調和を現すという。
玄の字があることからも、見逃せない存在です。

これらは高句麗の古墳に描かれた壁画。
死が終わりでなく、死後の世界も現実の事として捉えていた高句麗人にとって、想像上の聖獣といわれるこれら四神の姿も実際に感知していたのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

方向

2014-11-02 11:28:49 | Weblog
日本経済の危うさ。
今回日銀の決断と年金の資産運用の変更はずいぶん博打的な社会へシフトした事を感じる。
これで消費税を上げたら、日本の格差は完全に拡大する。お金を市場にバラまき、そのお金は一部の金持ちだけに巡るだけ。消費税はどう考えても一般市民にとっては負担以外の何ものでもない。どういう社会にしていくかがこれでハッキリしたと感じる。そして中間層の経済力の低下が景気低迷の要因でもあり、こういった中間層の低下が極右や極左を生み出すというのは社会学的に言われていることだそうです。今の極端な風潮がそれを物語っている。

今回の経済、財政に関わる突如の発表に妙な危うさを感じるのは俺だけではないでしょう。こういった動きは妙なリズムをうみ、それを心臓がキャッチして、妙なリズムを生み出し、不整脈は増え、それは身体の循環も悪くし、おそらくその影響が一番出るのは女性。これから調子を崩す女性が増える気がしてならない。大事な事は社会の大きな流れに流され影響されるだけではなく、自分のリズムをわかること。どうにもならない流れの中にあっても、自身の流れやリズムは確実に存在する。コンドラチェフの波という大きな景気の波があるけど、今は低迷する下方へ向かう波で、まだ底にきていないという。成長できるわけない大きな波の中でどうあがいてもしょうがない。それは諦めではなく、明らかにして、今無駄なあがきをせず、じっくりと芽を育てる事の重要性を知るということでもある。きっと既存の秩序や体制はどんどん壊れていく。人の心もどんどん荒れていく。病気とも言えない症状が増えていく。そんな中で次の新しい秩序、本当に人にとって大事な生命の秩序、リズムを見つけられているかどうかが生き残る道。生命の秩序に則った新しい秩序、新しいリズムを見つけているだろうか。本当に助けになる人、本当に助けになる事を生命は知っているといいます。その方向、存在を何としてもキャッチすること、混迷の時代を拓く道。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする