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結婚・今昔

2024年09月23日 | 日記
 NHKの大河ドラマで、「光る君へ」が放送されています。私も毎週楽しみに見ているのですが、この時代の結婚は、夫が妻の家に通う妻問婚(つまどいこん)です。主人公の紫式部の家にも、夫となる男性がせっせと通っていました。夫が妻の家に通う妻問婚は、一説では奈良時代から始まったようです。
    
 奈良時代以前も夫婦は別居していましたが、夫が妻の家に通ったり、妻が夫の家に通ったりと、奈良・平安時代とはチョット違っていたようです。こんな時代にー紫式部の400年も前の飛鳥時代にー夫婦が1つの家で暮らし始めたのが、誰あろう聖徳太子なのです。流石と言うべきでしょうか。

 ただ、妻問婚にも利点はありました。相手の家に通わなくなれば、婚姻関係は自然消滅です。離婚を巡って家庭裁判所で争うこともありません。また結婚したからと言って、ローンで新居を用意する必要もありません。私の近所では、子どものために親が家を建ててあげています。家の数ばかり増えて、将来空き家が増えたりはしないかと心配です。夫婦別姓ばかりが話題になっていますが、節約という観点から、「妻問婚」にもう一度注目しても良いのではないでしょうか。
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