昨日は、月に一度の「源氏物語を読む会」でした。
宇治十帖の『宿木』に入りました。
切手には、この『宿木』を描いた場面があります。
これは、平成元年に発行された国際文通週間の切手です。
国宝・源氏物語絵巻の『宿木』の一部が、切手になりました。
この国宝・源氏物語『宿木』を復元した絵があります。
帝(白い着物の御方)と薫(手前)が
碁を打っています。
左側には、女房が二人描かれています。
(この場面を復元したのは、画家の加藤純子さんです。)
帝が薫に女二宮との結婚を望み
碁にこと寄せて、婉曲に薫に話を持ちかけて
いる所です。
薫は気の進まぬまま、御意に従います。
もう一枚、「宇治源氏物語ミュージアム」の
官製はがきにこの場面があります。
上の段が『宿木』の囲碁の場面です。
この場面の元の絵をアップします。
(宇治の源氏物語ミュージアム所蔵の画帖からアップさせて戴きました。)
この絵では、帝の姿は左側に一部だけ描かれ、
原作にある白菊も描かれています。
宇治十帖は、それまでの源氏物語とは、文章の書き方、
表現の仕方が全く違います。
私は、この帖は紫式部とは、異なる人物が描いたのでは?
と思っています。
心理描写が多く、登場人物の心の内面にまで筆が入り、
面白いです。
昨日は、タスマニアから、
一が月振りにお帰りになった
Tさんのお話を伺いました。
また、源氏物語の文章から発展して、
それぞれのご主人のおのろけ話を聞かされました。
ご馳走さま。
また、Tさんのお土産や、Uさんのお持ちになった
チョコを戴きました。こちらもご馳走さま。