明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

雅楽

2013年10月13日 | Weblog

昨日(平成25年10月12日)、

『神奈川県立音楽堂で聴く雅楽』に行って参りました。

舞台上には、假屋崎省吾氏の「花」が、

二基飾られていました。

     

写真撮影は禁止されていますから、

カメラを持って行きませんでしたが、

幕間に携帯で、舞台上の花を撮りました。

假屋崎省吾氏の「花」です。

     

こちらは、舞台の欄干から見た「花」です。

 

演目は雅楽の新作が二曲と、

古典の舞楽三曲が演奏されました。

 

新作の雅楽の内、

佐々木冬彦作曲の『華の宴』は、

その名の通り華やかな曲で、

紙の仮面を被った舞人の舞も

見ることができました。

 

佐々木冬彦氏自らの出演で、

正倉院に伝わる古楽器・箜篌(クゴ)の

復元演奏がありました。

箜篌(クゴ)は、ハーブに似て、

それよりも深い音色でした。

琴の演奏も加わり、

ジャパニーズオーケストラの趣きの演奏を

興味深く拝聴しました。

 

私の、もう一つの目的は、

古典雅楽の『萬歳楽』を聴くことでした。

『萬歳楽』は、『源氏物語』の「若菜上」と「若菜下」に

出てくる曲です。

光源氏の四十の賀と、

光源氏の兄・朱雀院の五十の賀で

演奏されます。

 

WEBで、『萬歳楽』の画像をお借りして

提示いたします。

     

この中で、特に舞人の片脱ぎにした袖に注目しました。

     

そこには、この様な刺繍が施されていました。

矢張り、桐の模様が描かれています。

 

平成11年11月12日に、

天皇陛下御在位十年記念の切手が発行されました。

     

こちらは、小型シートのFDCです。

 

     

こちらは、フルシートです。

上の切手が、『萬歳楽』の衣装の桐竹を表わしています。

下の切手は、雅楽・延喜楽の衣装に描かれた鳳凰の図です。

     

こちらが、延喜楽の衣装です。

 

日本の皇室切手は、人物を描くのを避けて、

象徴する事物を描くのが特徴です。

イギリスやデンマークなどのように、

元首のお顔を切手にすることはありません。

 

ですから、婉曲な表現になってしまい、

切手の図柄の意味がよくわからないことがあります。

雅楽の演奏と舞を拝見して、

切手の意味を知ることができました。

 

天皇の慶事に舞われる『萬歳楽』を拝見して、

優雅にのんびりとした舞に、

遠い平安の源氏物語の世界に

身を置くことができました。

光源氏も、この様な舞と雅楽を自らも舞い、

また、聴いていたのでしょう。

 

     

幕間にロビーでこの本を購入しました。

雅楽に付いて詳しい解説と、

古典に現れた舞楽を詳述しています。

参考になりました。

 

最後に、『源氏物語を読む会』の皆様と、

お茶にして歓談してから帰途につきました。

皆さま、ご一緒にしていただいて有難うございます。

 

 

   

     

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿