今日から緑豊かな5月となりました。
今日は、『扇の日』だそうです。
京都センス団扇商工協同組合が1990年(平成2年)に
制定したものだそうです。
『源氏物語』では女性が光源氏に扇を贈っていることから
「こ(5)い(1)」『恋』の語呂合わせだそうです。
『源氏物語』の中で、女性が光源氏に扇を送る場面は、
私の記憶の中では、第八帖「花の宴」の朧月夜が、
源氏と出会って、別れる時に扇を交換するという場面が
ありますので、これかな、と、思います。
ツバルから発行された「花宴」の切手です。
切手図がはっきりしませんので、
同じ場面を描いた絵はがきをアップします。
右に描かれたお姫様が、朧月夜です。
華やかな右大臣家のお姫様で、源氏はこのお姫様と恋中になって、
政敵右大臣家から睨まれ、須磨に退去することになります。
何故かって、朧月夜は、朱雀帝の後宮に入る予定の、
右大臣家のトップスターでしたから。
これは、1986年に発行された京扇子の切手です。
扇は、もとは太陽神を招く祭具であったそうです。