昨日は、横浜中央郵趣会でした。
今回は、楠公(なんこう)はがきについて、
会長さんと松本さんが、収集品を発表なさいました。
楠公?????とは、誰?????
と思われた方もおありでしょう。
楠公とは、皇居外苑に銅像が建っているこの方です。
(このお写真はWEBからお借りしました。)
楠公とは、楠木正成のことです。
この騎馬像が、戦前の1930年から1945年にかけて
普通葉書の額面になりました。
戦争を挟んで、沢山の印面違いやら、葉書の書体、葉書の大きさが
めまぐるしく変化して、多様なはがきが出現しました。
収集家の興味をそそる葉書です。
これは、神子会長さんが収集なさった、朝鮮楠公です。
貴重な一枚です。
これは、『はかき』と『か』に濁点のない、初期の往復はがきです。
その他、写真に撮りきれないほどの、楠公葉書の種類があります。
こちらは、会員の松本さんが収集なさった、実逓便です。
(宛名、差出人を消させて頂きました。)
印面の大小、郵便はがきの文字の大小、
印刷所の違いなどのバラエティに富んだ葉書です。
こちらは、楠公葉書の標語入り消印です。
当時は、標語入り消印が数多く出ました。
その他、楠公葉書の年賀状や、紙質の違い、葉書が小さくなったり、
年賀はがきの字の変遷、額面の変遷などなど。
はがき1枚をとっても、日本の歴史が伺えます。
私は、文学・童話切手や可愛い切手を収集しているので、
この様なエンタイヤは、とんと疎いのですが、
説明を拝聴して、面白く感じました。
このブログをお読みくださった郵趣家ではない方に
申し上げます。
くれぐれも古いはがきや手紙類を粗末になさいませんように。
お宝が眠っているかもしれませんよ。