西洋と東洋の狭間

何かにつけ軌道修正の遅い国で有るが一端方向転換すると、凄い勢いで走り出し今までの良き所まで修正してしまう日本文明

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天使の詩 「イタリア・孤独な少年」

2006-04-21 06:39:32 | 映画
1965年度イタリア、監督ルイジ・コメンチーニ、製作アンジェロ・リッツオーリ、出演アンソニー・クエイル ステファーノ・コラグランデ シモーネ・ジャンノッツィ ジョン・シャープ
当映画はご覧になられていない人には、マイナーな映画に思われますが、1971年にはロードショーされています。
舞台は、フィレンツェ英国領事の父と母に二人の八歳と四歳の息子一家に母が亡くなった後から物語が始まります。父親は幼すぎる子供には母親の死を伝えないでいたのだが、利発で感受性の強い(長男)兄は母親の死をきずき始めるのである。そんな折、父親の留守の間に父親が大事に隠してあった母親の声が入っているテープレコーダーを見つけ、母親の声を聞くのですが、繰り返し聞こうとする間に間違えて母親の声を消してしまうのです。このシーン(必見)は兄(アンドレ)役のステファーノ・コラグランデがテープレコーダーから聞こえてくる声に、今までの孤独感を癒してくれる やさしかった母親に触れ、現実には懐かしい決して会う事の出来ない母親を追い続けるように涙を流す表情は見事なものでした。
父親は下の子供がまだ幼い為、不憫に思え母親の死を知った兄には利発な子であるが為に、厳しく大人の接し方をするのですが 実際、弟は確かに不憫ではあるが、父親、兄からの愛情を受け何より母親の死を全く知らない事に救いがあり、現実を知った兄は、心の空虚さと寂しさ、又それ以上に小さな心に抱えきれない深い悲しみと痛みを持ち続け、その心が導く様にラストの悲しい結末へと物語は進むのです。
死床についたわが子の気持ちを初めて父親は知る事になるのですが、時すでに遅く、(やっと)やさしい母親の許に行く様に息をひきとるのでした。
劇場で不覚にもはじめて涙を流ししばらく帰れなかった記憶が未だに忘れられない唯一の作品でした。

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5 コメント

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こんばんわ (kju96)
2006-04-22 02:37:56
可哀相でたまらない映画でしたね。

テープレコーダーを消してしまったシーン

アンドレの演技は素晴らしかった。

ラスト・シーンは席を立てなかったですね。



A・クエィルはイタリアやハリウッドなど

沢山出ていますね。



私は、ルイジ・コメンチーニ作品

「ブーベの恋人」が好きな映画のひとつです。

C・カルデナーレが大好きでした。

C・Cの映画はほとんど見ていると思います。



国際スター (SUKIPIO)
2006-04-22 03:49:08
こんばんわ、早速ありがとうございます。

そうだったんですか、昭和40年代の「映画の友」・「スクリーン」のグラビアに良く出ておられてましたよ、今でもハッキリと記憶に残っています。凄い数の映画に出演されて、スタッフ出演者が各国の超一流の人ばかりだったですよね。もちろん彼女も超一流でグラマラスな女優さんでした。作品でも汚れ役なんかもありましたが、厭らしさを感じさせない不思議な魅力のある人です。私は、(靴を持った女)・(気ままな情事)・(ウェスタン)・(華麗なる対決)等を見ましたが、ラストはいつも、考えさせられました。
おはようございます (anise)
2006-05-06 07:12:22
おはようございます天使の詩を見たいと思いDVDを探すのですが、残念な事に見つかりません。私も姉妹がいて、幼い頃親と言うのは「一番下の子を何故かかばうんだよな」などと何度も思いました・・・この映画はそんな感じをリアルに映し出しているようで、これからもDVD探しをしてみようと思います
こんばんわ (SUKIPIO)
2006-05-06 18:51:38
いつも、コメント有り難うございます。



そうなんですよ、この映画は意外と注目度がないのか、映画紹介、評価等のコメントが少ないのです。

DVDは勿論ないのですよ。

ベルリン天使の詩は多くあるんですがね。
これだったか? (ドク金魚)
2015-08-22 22:55:59
小学校低学年で、母に連れらて鑑賞した映画です。
日本語の吹き替えでした。
時を得て 天使の詩 と分かりましたが、納得がいきません。

吹き替えが日本語のせいだと思いますが、父親がもっと優しかったような、アンドレがもっと耐えていたかに思えます。
もしかしたら、リメイク版が有るのでは?と。 因みに年代からして、米国のウィンターローズ では有りません。

私の記憶違いと思えば、解決できます。

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