ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

グッドガバナンスとは?

2010年03月22日 | カンボジアの生活


プノンペン大学の大学院開発学コースで
「市民社会の経済発展への関与とグッドガバナンス」
の講義をやってくれと依頼されたわたし。

いろんな依頼がくるもんだなあ・・・

ジェンダーならまかせてほしいけど、グッドガバナンス
なんて、自分が学びたいよ。



ということで、いつもの手段で、学生たちに
いろいろ意見をだしてもらって協議するスタイル
にしようと戦略を練っていたわたし。




ところが、わたしが自己紹介したあとに「質問あります?」
って聞くと、学生たちすさまじい勢いで挙手。

日本はなぜ経済発展を成し遂げられたのか

という問いに質問が集中して、みんなで大議論。


カンボジアの経済発展について説明しなければなら
なかったので、政府の四辺形戦略やNSDPについても
解説。大学院で開発を学んでいるのに、学生ってこういう
ことぜんぜん知らないんだよなあ・・・・


ある学生が、「政府は戦略とかいろいろちゃんと
作ってるけれど、実施がぜんぜんともなってないじゃないか」
とほえ始めるし。



30人いる学生、政府からは2名のみ(それも司法改革と
行政改革の実務家)で、それ以外はずべてNGOの職員。
政府に反論してほしいけれど、黙ってるし・・・・

で、「じゃあ、なぜ実施がともなってないか、議論しよう」
と提案して、グループに分かれて原因をリストアップしてもらうことに。




汚職とか、市民の政治参加が限られている点や、政府予算が
限られている点などなど、かなりいろんなアイディアが出て
若者がいろいろグッドガバナンスについて考えている
なあ・・・と思ったのであった。











すれ違う大人の恋

2010年03月21日 | カンボジアで感じたこと

引き続き「恋愛について語る会」を開催しているわたし。

どんな会でも、10人以上人が集まると収集つかなく
なるので、できるだけ10人以内で召集しようと心
がけているわたし。

でも、この恋愛について語る会は、恋愛のカリスマ
先輩がどんな質問にも回答してくれるという得点が
あるので、毎回10人以上集まってすさまじい勢いでいろんな
意見が飛び交う。
ハチャメチャなんだけど・・・・

今回のテーマは、「すれ違う大人の恋」

ところが、参加者はみんな若い!!
きぇー、みんな、ちょっと大人の恋について
考えてよお。

↓タイ料理、イカのサラダ



「すれ違う大人の恋」は、参加者の意見を勝手に総合すると、
「修復は不可能で終わってしまう」ということらしい。

むむむむ・・・・・それじゃあ若者の恋とかわんないじゃん。

恋愛は何度やっても同じ過ちをくりかえすってことおお??


↓春巻きは生が大好き


多分、「すれ違う大人の恋」にはあまり関心のない
参加者たち。
なぜ「大人」がつくのかわからないからかなあ・・・




てれてれ、えんえんと飲んでいて、恋愛のカリスマに
投げられた面白い質問は、


恋人の秘密を知ってしまったらどうしますか?


だいたい、こういう質問する人は、自分が何か
秘密を持ってるか、恋人の秘密を知ってしまった
人なのだよな。


↓個人的には揚げ春巻きはあまり得意では・・・・




「秘密とは?」って議論になると、意見が炸裂。

「実は子どもがいた」とか、「無駄毛処理の現場を見た」
とか、うーん、大人の恋愛とほど遠いなあ。

そんなことでびっくりしてて、どうする。

とか構えてるのは、既婚者とわたしだけ?


↓けっこうおいしいサラダ、でもアジア料理じゃないよなあ・・・


私が思うに、相手の秘密は知ってしまったら秘密として
守っておきたいなあ。

でも、相手が殺し屋さんだったとしたら、警察に
通報しそうだなあ・・・

告白されて一番怖い秘密は、



俺、以前はオンナだったんだ

って言われることかなあ・・・

これは、かなり引くよなあ・・・
自分の観察力のなさに愕然としそう。

↓パッタイ、店によって味がぜんぜんちがう




恋愛を語る会は、えんえんと続きそう。



今回の開催場所は、
バイトンレストラン
以前大学で同僚だった経済系の講師が
始めたレストラン。昼行くと学生も多し。


St360
バンケンコン



おびわんの優雅な寝姿

2010年03月20日 | みゃんこ




常に情報収集に心がけているわたし。

でも、最近情報が入りすぎて爆発気味なので、
プライベートではできるだけ頭を使って考える
原始的なゲームにこってたりして。


「どこでもドアがあったら、どこに行きますか?」
という、どうでもいいけどけっこう楽しい質問の回答を
得ることに喜びを感じている今日この頃。


自分で聞いておいて、「月かな」と答えたわたし。
「行けてもすぐ戻ってこないといけないじゃん」
との反論。

そうだよなあ。
でも、最初に頭に浮かんだのが、なぜか月。
行けないところに行ってみたいかなと思ったのかなあ。


月が現実的でないなら、「職場」。

毎日、部屋から職場にどこでもドアで移動できたら
いなと思ったのであった。
「日本で働いているなら、職場に行きたいかなあ」
とは、とある女性の発言。満員電車で他人とくっつく
のが耐えられないから・・だそうな。

発想については、ぐーたらな私とは、ちょっと違うけれど、
でも結果的には同じ選択。


「マチュピチュか、イースター島」と答えた人には、
「あ、わたし、両方とも行ったよ~」とか、夢を壊す
発言をしてしまうし。
遠いかなってかんじだけれど、実際はそれほど遠くないんだよな。

「ピラミッドかスフィンクスの上」も夢があっていいし、
「日本銀行の金庫」っていうのも、仕事しなくていいように
がっぽり現金かっさらおうっていう発想がいいではないか。


「あなたのひざの上に行きたい」って言う人もいれば、
「オンナ風呂に行きたい」とのたまわる人もいて、
うーん、みんな夢があっていいなあと思うのであった。

でも、時空を超えて旅したい人はいなかったなあ・・


写真はおびわん。
おびわんは、どこに行きたいかな?








サンドゥーレストラン

2010年03月19日 | 女性の自立


ずっと行ってみたかった中華料理の
サンドゥーレストラン。

ランチにとっても便利って話を聞いたり
飲茶がとってもおいしいって聞いたりしていたのだ。

↓中央市場から東に出ている道沿い


こぎれいなレストランで、一階は満席。

ということで、2階に案内されたわたしたち。


↓おともだちが食べたラーメン




午後から悲惨な会議が待っていたわたし。
おいしいもの食べて気合入れようと思ったんだけれど・・・


↓わたしが食べたラーメン、シンガポール風らしい


お味は・・・期待していたほどではなかったけれど多分
注文したものがよくなかったのかも。

飲茶がとってもおいしそうなメニューだったので、
今度は日曜飲茶に行くんだ~







わたしのマイブーム:四字熟語

2010年03月18日 | カンボジアの生活


最近のわたしのマイブームは四字熟語。

先日食事した男性に、「あなたの人生を
四字熟語で表すと?」と聞いたら、即刻回答、


支離滅裂

えっと、3人の子持ちなんだけれどなあ・・・
ま、いいか。


で、最近やった「わたしたちの集団を四字熟語で
表すと?」ゲーム。楽しい飲み仲間たちとの余興。


仕事柄だろうか、飲み会にポストイットを持参して
みんなに四字熟語を書いてもらったのであった・・・


読めない漢字もあったりして、うーん、
教養がばれるよなあ・・・


「支離滅裂」
「豪放磊落」
「弱肉強食」
「波乱万丈」
「空前絶後」
「自由奔放」
「百戦錬磨」

「意気揚々」
「百花繚乱」
「質実剛健」

「和気藹々」
「一期一会」
「一日千秋」
「以心伝心」

ま、この辺までは普通なのだけれど、
誰だ、↓こんなこと言ってるのは??

「草食集団」

肉食系が多いから、期待が四字熟語に出た
のかしら・・・



私の人生、目指すところは、不撓不屈。

でも実際は、傍若無人でさらに他力本願かも。


「あなたの人生危機一髪」って指摘されるし、
ま、なんでもありってことかな。



写真はアンニュイなごーじゃす
最近外泊が続いてて、一緒にいてくれないいい






女性が離婚するとき・・・

2010年03月17日 | 女性の自立



「離婚の際の女性の司法へのアクセス」
と題したセミナーが開催。

女性省大臣は、スピーチで、夫婦が離婚した
場合には、残念ながら女性だけが「はずかしい」と
社会に対して顔向けできなくなったりする場合が
多いとのご指摘。

↓セミナーは、女性省・内務省・司法省の政府高官が出席




カンボジアで離婚に関して一番問題なのは、
結婚している夫婦の半分以上が「事実婚」
しかしてなくって、法律婚をしていない点。
正式に結婚していないと、財産分与とか子どもの
養育費など、いろんな問題の解決方法がとっても
ややこしくなるのだ。

正式な結婚をしていても、離婚は女性にとって
大変。
というのも、和解調停を3回やらなければなら
ないのだ・・・・暴力夫とかと3回も会わないといけない
となると、被害にあってる妻は大変な精神的負担。

さらに、離婚にかかわる裁判官もオトコばっかり。

2008年度、裁判官208人のうち
女性は30名、検察官100名のうち女性は2名
のみ。もっと女性にがんばってもらわないとなあ。


↓ジャーナリストのインタビューを受ける女性省大臣



日本が支援して作成した民法は、来年くらいには
施行されるのかな?


いずれにしても、女性の権利擁護ができるような
環境作りをすすめていかないといけないなあ・・




川沿いのベトナム料理

2010年03月16日 | カンボジアの生活



通勤途中にあるベトナム料理屋さん。


多分新しい店だと思うのだけれど、気になりつつ
行っていなかったわたし。

お友達が、偶然近くまで来ているとのことなので、
ランチ場所を急遽変更して言ってみることに。



↓汁物を食べるのが下手なので、スープなし麺を注文


手の怪我依頼、左手で食べることにしているので、
まだお箸が上手に使えないのだ。

↓お友達が注文したフォー



お友達はよくフォー屋さんに通ってるらしくって、
いろいろ教えてくれちゃう。
一人でのランチだと、麺屋さんが入りやすいのかな?

↓デザート



甘そうなデザート、お友達がしっかり二人分食べてくれちゃうから
心強い~


職場からすぐ近くなので、ぜひ今後もひいきにしよっと。



Saigon City
Sisowat
プノンペン港の向いくらい



健康的なホワイト鍋

2010年03月15日 | カンボジアの生活

ホワイトデーにホワイト鍋をご馳走してくれる
男性にむらがった女性陣。


↓スズキのショールームの一部にある店舗





↓鍋のスープはホワイト色



スープは漢方薬みたいで、超おいしい。
中国スープって、カンボジアスープとぜんぜん
ちがうのね・・・さすが4000年の歴史。


↓ただの肉団子かとおもいきや、中身は超おいしいタレが!!




鍋奉行は男性に任せて、話すことと
食べることに専念するわたしたち。
ホワイトデーだもんなあ☆



↓こちらはゆば


ぐつぐつ煮えるのをまって、ハイエナが
獲物に食いつくように食べるわたしたち。

弱肉強食だよなあ・・・・





スープが超おいしいこの鍋屋さん。

個人的には、プノンペンで一番おいしい店だと
思う~☆
ので、通っちゃおうっと。



やってほしいな「3ない運動」

2010年03月14日 | 女性の自立


今年はがんばってコンカツする予定のわたし。
ライバルが多いから、戦略もしっかり練ったりして。

一応自分的には「行動計画」はできたつもりでいる
ものの、長期戦覚悟だからまだ実践に移ってないんだなあ。
それに、カンボジア人にターゲットをしぼると(だって
あまってる日本人はいない~)、活動そのもが開始できなかったりするのだ。


そこでとりあえず情報収集活動開始。
つい最近結婚したばかりのカンボジア人男性を連れて、
カンボジア人の結婚生活について真面目にヒアリングするために、
またしても「仁」にいってカレー食べてるわたし。

↓超おいしいんだけれど、ビーフだらけで贅沢すぎる・・


この新婚男性、これまで友人と二人で部屋をシェアして生活して
いたのだけれど、結婚してからは奥様のおうちで生活することに。
現在、義理の両親も含め、15名住んでる家で生活しているらしい。

「失礼かもしれないけど、そういう場合って、
給料の一部は、奥さんのご家族に生活費として渡すの?」

って聞くと、


一部どころか、全部渡さないといけないんです・・・


と言うではないか(顔は泣きそう)。

さらに、「奥さん、国際機関で働いてるから、あなたより
給料多いんじゃない?それって男性としてどう思う?」って
聞くと、

「奥さんがいくらもらってるか知らない」

と、さらに泣きそうな顔で言うではないか(ちなみに彼は
有名なNGOのベテラン職員)。

「で、奥さんは、あなたがいくらもらってるか知ってるわけ?」

「もちろん、給与明細見せないといけないから・・」

むむむむ、そうなのだ。
彼は給料すべてを奥さんにまじめに渡し、
自分はお小遣いをもらっているのだ。

「奥さんに、いくらくらい貯蓄できてるかとかって
時々は聞くんだよね?」とさらに聞くと、


そういうこと聞くと、家庭内紛争がおこるから・・・・



なんだか、冗談なのか本当なのかわからなくなってきた・・・

↓餃子定食も上品な味、カンボジア人でもぺろっと食べれる


彼の話を聞いてて思い出したのが、お気に入りブログで
某女性が提唱していた「3ない運動」

恋愛を長続きさせる秘訣として、恋愛中に必ず実施する
「3ない運動」があるそうなのだ。

それは、「聞かない」「求めない」「期待しない」の3つ。

カンボジアの場合、結婚しても恋愛が続いてるんだろうか・・・

男性が「3ない運動」やってくれるなら、女性にとって
天国だよなあ。

むむむ・・・・実体験がないと語れないなあ。







家庭菜園

2010年03月13日 | みゃんこ

最近料理ブログと化しているわたしのブログ。

といっても、みゃんたちをおろそかにしているわけでは
ないのだ。


うちのお手伝いさんは、みゃんのことも大切にしてくれるし
わたしが辛子大好きなのもよく理解してて、とっても
やさしい女性。

で、なんと、ある日、

家の周囲四方すべてに辛子植えました


とにこにこ笑顔で報告してくれるではないか。


↓家の裏のガーデン


↓白い花が咲いたら、辛子がでてくる



わーいうれしい~って写真をとってたら
現れたのが高橋是清さん。




卑弥呼さんは、いつでもどこでもわたしに
くっつきまくってるんだけれど、是清さんは
すでに自立して、好き勝手してるし。
男の子だからかなあ(ジェンダー的には問題発言)。





家庭菜園も楽しみつつ、辛子も楽しみつつ・・・


暑い中でもすくすく育つからし。
みゃんたちに踏みつけられても立ち上がる辛子。

わたしもそのくらい打たれ強くならんとなあ。