ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

猫がいないとねずみは?

2008年11月18日 | カンボジアで感じたこと

新しいものに出会うのが大好きで、ふらふらと世界をさまよってます。毎年2カ国くらい、新しい国を訪問するのが目標です。


写真は、71カ国目の訪問国「パプアニューギニア」に先週末まで2週間滞在した時に撮影したのものです。お父さんが女の子といっしょに旅してました。バスで陸路を移動中、現地の人たちと色々お話できたり、おいしいバナナを買って食べたり、子どもたちと遊んだりして現地の人たちにとっても親しく接してもらい、すっかりパプアニューギニアが好きになりました。


カンボジアものんびりした国ですが、パプアニューギニアはさらにのんびりした国で、場所によって時間の流れがこんなに違うんだって改めて実感しました。日常から離れて新しい文化に触れ合うと、とってもリフレッシュした気分になります。

カンボジアでは「猫がいないとねずみが王位につく」っていうことわざがあります。わたしがパプアニューギニアでのんびり心の洗濯をしていた時、職場の人たちは王位についてのんびりしてたはず・・・・でしょうか。大好きなことわざです。



「ごーじゃす」のこと

2008年11月17日 | みゃんこ
本当に伝えたいことは、なかなかうまく言葉で伝えられないのが日常ではないでしょうか。

表面的にはすっごくうまくいっているようでいても、実はどうしようもない時もあったりして・・・・でも逃げるわけにもいかない「終わりなき日常」のなかで、わたしに信頼をおいてくれて話相手にもなってくれる我家の「にゃんこ」たちは、わたしにとって欠かせない存在です。

写真はちょっとねむそうな「ごーじゃす」です。半年程前のある平日の朝5時前、突然わたしのドライバーから電話がはいり、「ねえ、猫いらない?」という悲痛な叫びで起こされました。普段からかなり早朝に起床するわたしにとっても、まだ暗いうちに運転手から電話がはいるのはよほどのことだと思いました。「とりあえず、うちにつれておいで!」、状況も分からないまま、あるいは寝ぼけたまま、電話に回答したのでした。

ドライバーが連れてきたにゃんこは、「ごーじゃす」そのもの。「すてき!ごーじゃす!」って叫び続けている間に、にゃんこは「ごーじゃす」という名前になったのでした。運命だったのでしょうか、ごーじゃすはわたしの子になるものだって、電話を受けたときにすでに決めていた気がします。

ごーじゃすは、「将来にはプノンペン中の女性をとりこにする素敵な雄猫になる!」と確信しています。話したいことが山ほどあるけれど、それを上手く伝えられない人間にとっては、ごーじゃすのような存在は欠かせないからです。

カンボジアでは「お産は命がけ」

2008年11月16日 | カンボジアで感じたこと
カンボジアから現地の情報をお届けするブログです。

「ジェンダーからみるカンボジア」というタイトル通り、ジェンダー視点からカンボジア社会に関する情報をどんどん発信してきます。また同時に、苦楽をともにしているにゃんこたちのことや、感激した本や映画のことなどについても情報発信していきます。


写真は最近生まれた友人の子どもです。まだ20歳の彼女は、スバイリエンという地方の農村部に住み、夫は出稼ぎで都市に出ています。昨年一度流産し、今回は精神的にも不安定で極めて難産でした。陣痛が始まった後に向かったプノンペン市内の病院では「難産だから」という理由で出産を拒否され、最後に出産を引き受けてくれたのは日本が資金支援して建設された母子保健病院でした。カンボジアでは、「お産は命がけ」。人口の8割が生活する農村地域では、今でも多くの女性が出産で亡くなっています。