ジェンダーからみるカンボジア

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女性に対する暴力撲滅のための国家計画レビュー会合

2011年08月02日 | カンボジアのジェンダー規範

 

 

カンボジアでは、女性に対する暴力撲滅のための国家計画っていうのがあって、わたしの今の仕事のひとつは、その計画のレビュー報告書を作成すること。来年2月にフンセン首相に提出して報告しなきゃいけないらしいのだ。

そのレビューのキックオフとして、政府関係者やNGOなど80名を招いて会議をすることに。国家計画は、政府だけでなくって、NGOもかなり参画して実施してきているので、みんなでレビューする必要があるのだ。

↓大多数の参加者は女性

 

国家計画は、2009年から2012年までの4年間の計画。内容は、女性に対する暴力撲滅のために、人々の認識を高めるとか、行政サービスなど被害者へのサービスを包括的に提供するとか、関係者の能力向上とか、4つの戦略のもとに70以上の活動が羅列されてる。ま、いわゆる、Wish list みたいなもので、あれもやりたいこれもやりたいって希望がたくさん詰まってる計画。

↓スピーチする女性省長官

政府でジェンダーにかかわっている人たちは昨年まで一緒に仕事してたから知ってる人がほとんどで、NGOも以前人権擁護の活動家として最前線で仕事してたから知り合いばっかり。NGO仲間は、10年くらい同じ団体にいる人も多いけれど、ジェンダー関係で移動している人もけっこういて、狭い社会なのである。政府も同じ、10年以上同じポジションにいる人もけっこういて、長期的視野で仕事ができる環境だなあ・・・・

久しぶりに会う友達も多くって、「子ども元気~?」って聞かれたり、こっちからも聞いたり、仕事だけでなくってプライベートでもCACTH UPするのである。

 

↓グループ毎に個々の団体の活動について情報共有

国家計画のレビューは、年末まで継続。短期決戦の仕事ではなくって、時間をかけて、出来るだけ多くの関係者をまきこんで、女性に対する暴力撲滅のための活動について定期的にフォローできるよう、将来にもつなげられるような枠組みを作って行こうという試みでもあるのだ。

次回の会合は、10月を予定。それまでにたくさんの宿題を片づけなきゃ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 


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