ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

混乱しまくってる地域会合

2015年11月25日 | 2015ソウル滞在

 

 

これまでにも、ドナーに振り回されるっていう会合には何度も参加したけれど、韓国もそういうアプローチをしているとは知らなかった・・

↓食事の前菜で出たスープ、すっぱいかんじの味

↓ICTのホープだと思われる政府シンクタンクの代表、すっごく素敵な男性

ICTの発展具合について、韓国政府が使用する総合的な指標を作っているそうで、「幸福」っていう指標を最終的にもってこようとしているのが、なかなか面白い。ICTの発展を人類の発展とあわせて歴史的に説明してくれて、発展をどう指標ではかっていくかの講義、めちゃくちゃ専門的だったけれど、なにせかっこいい「韓国人」の男性だったので、女性ばかりの参加者(一人を除く)は、必死で説明を聞いて、最後にみんなで質問攻めにしたのであった。いいなあ、韓国の学術界、こんなかっこいい先生がたくさんいるんだろうか・・・・

↓参加者は、ジェンダーの専門家はわたしだけで、あとはICT担当の政府関係者など

いやあ、ICTの人たちは、さすが数学系で博士号までとってる人が多くて、頭脳明晰、議論が指標とか目に見えるしっかりしたものに基づくので、ジェンダーの議論とはずいぶん違って勉強になるのである。

↓大学のキャンパス、女子学生ばかり大量に歩いてる

↓ビビンバを注文してみた、あまりからなくない・・・・・

それにしても、今回は、成果として、「今後実施するデジタルディバイドの調査企画書」を作成するという方向だそうで、みんなで参加型で指標をつくるんだそうな。そんなこと知らされてないから、「誰を対象に?」「女性しかやらないなんておかしんじゃない?」などなど、議論が炸裂・・・・多分、参加者から意見とか要望を出して欲しいってことなんだろうけれど、どの程度の予算の支援があって、総合的にどういう調査をしたいのか、サンプルを揃えるとか、そういった準備がまったくできてないのである。参加三日目にして、なんとなくそういった方向性がみえてきて、大混乱・・・参加前にちゃんと言っておいてよねえ。

会議の間にランチと、夕食が楽しみで仕方ないのである。大学は温度調整がちょっと高くて、校内に3時間もいたら、なんとなくだくーっとしちゃう。

↓サイバー犯罪が専門野の優秀な先生、IQ高いんだろうなあ・・・

この先生の講義も、かなり面白かった。ただ、韓国も進んでいる点はもちろんあって、それはもちろんすごいと思うし(ICT指標が世界一とか)、韓国は大好きだからすごいなって尊敬するけれど、日本の生活もかなり過ごしているわたしにしたら、「そんなの日常だろう・・・」って思うネット活用方法がでてきて、上からの視線がちょこちょこ見えたのがちょっと残念だたかな(それはこの先生以外もそうだった)。インドネシアは交通渋滞のせいでネットショッピングが女性達の間では日常的っていうのは、なかなか面白かった。カンボジアもそうなるといいな。銀行がかなりしっかりタイアップしているそうな。

それにしても、韓国人の受け入れ側のホスピタリティはレベルが高くて、日本人なんかとても足元にも及ばないのでは?って思った。「信じれないくらい、すっごい縦社会ですから」って言ってる先生がいたけれど、そういう家父長制なところが、いろんな対人関係にも影響しているんだろうな。 

↓息子の様子は、写真が送られてくるので安心

ささっと調査の企画書と予算書を作って、女性省と女性評議会にサンプル調査やってもらおう・・・予算つくのかなあ・・・??ばかりの韓国滞在なのである。

 

 

 

 


セックスワーカーの子どもたち

2015年11月25日 | 2015ソウル滞在

 

韓国で、早朝から起きだして、セックスワーカーの子どもたちの調査の報告書を書いているところ。

↓巨大な魚、ランチだったけれど、ほんとは夜の焼酎のあてにぴったりだったかな?

学生たちの調査報告書を読んでいて、英語能力の問題はあるけれど、みんな一生懸命現場の声をひろってくれてる。とても率直な感想を述べてくれていて、改めて、若い世代の可能性について期待がもてるなと思う。子どもたちに対する感情と、母親たちに対する気持ちと、自分の判断をそれぞれが自分なりの言葉で表現していて、将来先生になる若者たちに、教員養成校ではきっと学べないであろうような経験をしてもらえたかな?って思いたい。

↓これは大学の職員食堂で出たチヂミ、これだけでもランチに十分?

来週から、ボランティアでセックスワーカーの子供達を教えてくれる学生が登場して、わたしもサポートしながら、今後を検討・・・・・あまりにも課題があるのだけれど、毎月数万円あれば20名くらいの行く場所のない子どもたちに教育を提供できる。公立小学校は、ほんとにひどすぎる状況で、さらにセックスワーカーというので差別されていて、なんとも悲惨なのだ・・・・教員がガソリン代を子供達から徴収しているとか、教員が子供達に教室でお菓子を買わせるとか、ほんとに信じられない慣行がまだあって、ゆるせん!!!!って怒り心頭。

みんな、早く韓国から帰ってきて!!、って言ってくれてるんだけれど、どっちにしても カンボジアはホリデーだろう・・・・・来週月曜からフル回転しよう。