ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

「一ぷう変わった子ども」を産んだ方がいい?

2013年04月20日 | カンボジアの外で感じたこと

 

あっという間にカンボジアへ帰国する日がせまってきちゃった。

いつものことながら、滞在に山ほど買った子どもグッズの荷造り。

かあわいい子どもたちの洋服や、遊び道具はなどなど、すさまじい荷物なのである。自分はまだ出産後のトランジッショナルなステージなので(と思いたい・・・・・)、ちょっとだけ洋服を買っただけ、そのおかげでなんとかぎりぎり50キロをちょっと超える程度の荷物・・・・自分の体重との競争のように重量を減らす作業がなかなかおわらない。

↓買い物途中にスターバックスで休憩、コロッケを食べるこども

2週間の日本滞在。毎回日本に帰ると、学生の頃読んでいた古典を書棚から取り出してきて読むようにしているわたし。今回読んだのは、「モンテクリスト伯」。

1998年に南仏をドライブ旅行した時、シャトーディフを訪問して感銘した「モンテクリスト伯」。南アのローデン島(ネルソンマンデラが投獄されていた刑務所のある島)も印象的だったけれど、シャトーディフは、マルセイユからすぐのところにあって、ブイヤベースとロゼを楽しみながらこの島を眺めたのが、なつかしい思い出なのだ。

モンテクリスト伯には、女性はほとんど表に出てこないのだけれど、なんせ金持ちご婦人やお嬢様ばっかり登場するので、キャラクター的にはおもしろい女性がいろいろ出てくる。その中でも、ダランダール夫人が自分の娘についていうこのセリフは、なかなかおもしろい。

「ユージェニーを、このわたしでさえたびたびふるえあがらずにはいられないほどの一ぷう変わった性格に生みつけていただいたことがありがたかった!」

 

学生の頃は、古典や哲学書を読んではゼミの仲間とあーでもないこーでもないって意見交換して楽しかったけれど、今は一人で読んで一人で考えるだけ。中学校にはいってからそのあとの学生時代、ずーっと本を読むのが大好きな友達に恵まれたおかげで、この年になって改めて古典を読むっていうのではなくて、読み直すってことを楽しめるので、とくした気分。とにかく本ばっかり読んで、大学生になって本に出てきた場所にいろいろ旅行に行ったりして、それなりに楽しい学生生活したなあ。

復讐にもえるモンテクリスト伯の人生を描いた話。読んでて切なくなってくるのだけれど、昔のお金持ちの生活をのぞいてるみたいな気分になるのと、パリにまた行きたいなあと思うのである。今年は無理かなあ?

 

 

 


下の子どもの健診

2013年04月20日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

下の子どもの1か月半健診。保健師さんが自宅にきてくれての健診。

↓体重測定、6キロ

順調に大きくなってるそうで、問題も見られないとのこと。別に心配もしてなかったけれど、まあ、一応安心。

「今回は、母親が出産後にうけられる健診の紙がこないなあ~」って思ってたので「一人目のときは、みてもらったんですけれど」と保健師さんに聞いてみると、「それはお子さんの1か月検診で、お母さんもいっしょにみてもらうんですよ」とのこと。そっか、母親はこどもの「ふろく」だか「おまけの健診」だったのね・・・・いずれにしても、健診してもらいそこねちゃった。

母親の精神状態をみるために、自宅訪問健診を実施している神戸市。山ほど質問項目のある質問票に回答させられて、その場でいろいろと質問されて回答する制度。とっても素敵な保健士さんで、さらに、中学校で一年下の学年にいたってことが判明して(でもお互い知らなかった)、たのしい健診だったのである。

神戸市では、出産後の保護者(というのか、主に母親)の支援のために、最大2時間まで1600円で家事手伝いをしてくれる人を派遣する制度があるそう。10回まで、出産後1年間だけ活用できる制度。超安い出張お手伝いサービスなのである。たとえば、「出産祝いのお返しの買い物」はできないけれど、「窓ふき」はできるなど、細かく支援内容が規定されていて、わかりやすい制度。そうじは苦手なのでぜひ活用したい制度だなあ・・・と思うのだけれど、困ってなくってぐーたらだからやらないだけなので、制度を乱用してはいかんかなあと思ったりするのであった。