ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

女性の首相は平和的?

2011年07月05日 | 女性の自立

 

おとなりのタイで、総選挙の結果、女性が首相になりそうな勢い。美人だし、素敵だし、ビジネスウーマンだし、心強いではないか!!

もちろん、混乱しているタイの政治をどこまでまとめていけるかは、かなり大変な仕事でどうなるか不確定要素が多いのだけれど。

カンボジアのラジオでは、「インラック(今回首相になった)は女性だから、国境紛争を武力ではなく、平和的な対話によって解決すると思われる」という報道。ま、確かにそうかもしれないけれど、権力を持つ女性が平和的に紛争解決するって言うステレオタイプはなあ・・・・いずれにしても、国境紛争早く終結してほしいけど。

国境紛争解決のための対話に、女性が参画してきてないのは大問題。長い内戦を終結させた過程には、ケック・ガラブルっていうパワフルな女性がいたけれど、今の紛争では男性ばっかり登場するんだよなあ・・・

 

↓祖母の着物のリサイクル、ゆりちゃん用じんべいさん完成!

総選挙の真っ最中にタイにいたわたしたち。新聞記事で、「アフシットが率いる党の公約では、労働者の最低賃金を1日300バーツ(900円くらい)」だけど、インラックは500バーツ(1500円)にするんだって~」ってパックさんに言うと、「すごい高い給料だねえ」と関心。カンボジアでは一ヶ月の最低賃金が5000円をきってるんだものなあ・・・・でも学校の先生の給料はそれを下回る3500円くらいで、どうやって政府がそれを容認しているのかまったく不明。

 


「お疲れさまです」??

2011年07月05日 | 女性の自立

 

  

基本的に、メールよりも電話をコミュニケーションのツールとして使っている私。

メールだと、SPAMになってたり、ちゃんと読んでもらえてなかったり、さらにはお願い事だったりすると失礼かなあと思うのだ。日本ではどうなんだろう・・・・でもカンボジア人と仕事するときは、メールは読んでないのが普通と思わないといけないので、とにかく電話で話すことにしているのだ。

↓TAITANICでの打ち合わせに行く子ども

でも、おもしろいのが、日本文化。 日本人に電話すると、「お疲れ様です」と回答されることが多くって、困惑するのである。

枕詞とはいえ、意味がないといっても、ぜんぜん疲れてないのに、そういわれると、いっしゅん、当惑するのだ。

そもそも、わたしは疲れを知らないのだ~

超いそがしいと、アドレナリン全開!?っとなって、さらに寝られなくなって仕事をするのである。暇だと退屈で死にそうなのだ。

↓ストレスたまる話題でも、後ろを振り向けば子どもがいて楽しいのである☆

今は、350人の学生を対象に1週間5コマ(15時間)講義して、さらにコンサルタントの仕事を3つやって、仕事するよりスケジュール管理やってるのじゃないかと思われる毎日。短期決戦の仕事は、子どもに関する調査が2つ。長期戦は、女性に対する暴力のモニタリングが1つ。

さらに、夏休みが近づいてきたせいで、欧米からジェンダー関係の調査員とか研究者がわんさかやってきていて、まあ、秘書がほしいくらいの勢い。「数年前にあったxxです」とか言われても、そんなの忘却のかなたなのだ。 「あなたの講義でお話させていただいたXx」って人までいて、覚えてないのだ・・・よほど印象に残らなかった人なんだろうなあ。

それにしても、「お疲れ様です」。丁寧語なのだろうけれど、変な文化だよなあ・・・