ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

子どもを捨てちゃう女性たち

2010年12月11日 | 女性の自立


マレーシアでは、今年に入ってから10月まで76人の子どもが
捨てられているのを発見されたそうで、社会問題になっているそうな。


http://www.nytimes.com/2010/12/09/world/asia/09malay.html?_r=2&ref=world



というのも、マレーシアの人口の6割を占めムスリム社会では、
結婚前にセックスをした女性は罰せられることになってて、
3年の実刑か1600ドル罰金か、あるいは鞭打ち6回
の刑罰を受けるのだそうな・・・

基本的人権の侵害で許せない刑罰なんだけれど、刑罰の鞭打ち6回と
出産の痛みと比べたら、どっちが痛いんだろう・・・と
思ってしまった不謹慎なわたし。



マレーシアでは、中絶は基本的に違法になってるらしい(母体が
危険である場合とか、特別な場合のみOK)。

ちょうど先日あったカンボジア保健省のセミナーでも、実態は
不明だけれど、最近間違いなく若者の中絶が増えてるという
議論があったばかり。

どうやら、シャーリア法では16歳未満の女子は法廷の許可がなければ
結婚できないのだけれど、若い子が妊娠してしまうような状況が広がって
て、対応を迫られているそうな。


「セックスしたいなら結婚したほうがいい」とか
言ってる政治家もいて、いやはや、ツインタワーの
あるモダンな国にも色々なジェンダー問題があるんだ
と思ったのであった。


写真は、今日の子ども。