ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

ローラ・ブッシュの自伝

2010年09月26日 | 女性の自立


女性の自伝を読むのが大好きなわたし。

偶然、CNNのラリーキングショーで見て以来楽しみに
待っていた、ローラ・ブッシュの自伝を遊びに行ってた
香港の書店で発見☆

すぐに読み始めてたんだけれど、むむむ、なんといっていいのか
単調というのか日記調というのか、何をやったかの羅列。
期待していたように、彼女の感情がいまいちストレートに伝わって
こなくって、なかなか進まなかったんだけれど・・・・
今回、身体を休めないといけないことになって一気に
読んでしまったのであった。

ホワイトハウスのデコレーション
を一生懸命するところとか、クリスマスの準備に命かけてる
ところとか、普通のお母さんかつ妻であるんだなあと思わされる
記述が満載。

大統領夫人になってからは、乳がんキャンペーンの陣頭指揮を
とったり、エイズ感染者のケアのために世界をとびまわったり
なかなかアクティブ。中でもジェンダー的におもしろいのは、
女子の教育が大切だっていうことばかりに焦点があてられて
いるのは実は問題であって、アメリカ社会では男子のほうが
退学率が高かったり麻薬に走ったりする危険性が高いことに着目する点。
ローラさんは、男子が健やかに成長して大人になれるように、
男子に対する特別配慮を求める対策を打ち出そうとするのだ。
不妊治療の結果2人の女の子をさずかった母親である彼女にとって
は、男の子の教育も関心事項だったのか、いずれにしても、
着目点は面白いなあと思うところ。



イギリスの元ブレア首相の夫人の自伝と比較するのは
悪いけれど、むむむ、人間性としてはローラさんも
温かみのある素敵な人だとは思うのだけれど、職業を持つ
女性としては、ブレア夫人のほうが共感できるなあ。
ブレア夫人は、内面的な悩みとかも書いてて、共感できる
ところがあったりするのであった。


ヒラリーさんも、国務長官を終えたら、また一冊
書くのかなあ・・・ぜひ書いてほしいなあ。
普通の女性では出来ないようなことを成し遂げた女性
の自伝、ぜひカンボジア語にも翻訳して、多くの若いカンボジア
女性に読んでほしいな。
誰かやってくれないかなあ・・・
学生を動員して、自分でやるしかないかなあ・・・