ジェンダーからみるカンボジア

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ややこしい関係?

2009年04月29日 | カンボジアで感じたこと

「法の支配」と題する小冊子の出版会に呼ばれたので参加してきました。







参加者は、カンボジアの国会議員・政府高官・さらには民間の人権擁護活動家や外交団などなど。

フンセン首相など政府高官も寄稿しているこの小冊子。
首相が法の支配について論文を書くなんて、これまでではなかなか大進歩で感激しちゃう。

ところが、予想しなかった主催者の失敗・・・・。
小冊子の発表会に与党の政治家も野党の政治家もまとめて多数呼んでしまったのであった。

野党とは同席したくないということで、与党関係者(政府高官)の多くは副首相を含め、発表会への参加をボイコットすることに。
「発表会に行くな」という通達があっという間にでたようで、わたしの親友のとある法学者も大学から阻止されてセミナーには出られなかったらしい。





憲法評議会、ソン・ソベール議員。

ざっくばらんに話す方で、法の支配がぜんぜんなっとらん!とやさしく怒りを表現されてました。

法の支配かあ・・・・・

「まず最初に弁護士を殺せ!」っていうシェークスピアの一節を思い出すなあ。