玄文講

日記

ミラクルフルーツ

2005-02-13 23:51:48 | 個人的記録
姉さんが甥っ子を二人つれて帰国した。

私は子守に呼ばれて、みやげに機関車トーマスのおもちゃを買って実家に戻った。
子供は物でつるのが一番である。
ただし今月の収入が全て消し飛んだ。

それで家族で伊豆に行って来た。
もっとも現地について特に書くことはない。
泣いたり叫んだり歌ったりする甥っ子を抱えて走り回った以外に覚えていることはほとんどないからである。

一つだけ印象深かったことは、下田の植物園でミラクルフルーツなるものを食べたことである。
わずか1粒で320円もするフルーツで、それは人間の味覚を変化させる成分を含む。

それは紅色の薄い皮に包まれた白い楕円形のブドウのような実である。

このフルーツを舌の上で2分ばかり転がすと、舌が酸味を甘味として感じるようになる。
レモンはまるでグレープフルーツに砂糖をまぶしたような味になり、パイナップルはよく熟れたキウイフルーツのような味になった。

私はそれが愉快で、食堂でケタケタと笑いながらレモンをむさぼり食べたのであった。