ペットシッター・ジェントリー ☆書籍出版までの道のり

愛知県でペットシッターを営んでいます。初の著書『ペットシッターを知っていますか』の出版までの経緯を詳しくご紹介します。

22. 使われなかった幻の謝辞

2018年02月04日 22時42分39秒 | 出版までの道のり

以前に書いたとおり、巻末に載せてもらうための謝辞文を出版社様に送ってあったのですが、その後の返信で、すこし長すぎるから割愛したいと伝えられました。確かに、読む人にとって有益な情報でもないですし、独善的な感じになってしまうきらいがあるため、僕も懸念していました。それでもなんとか掲載してほしいという気持ちが捨てきれず、もう一度短くまとめて書き直し、送りました。ただ、これで駄目なようであれば無理にとは申しません、との注釈つきとしました。

ふたたび返事が来ました。修正したものをさらに少し短くして、「おわりに」の後に載せて頂けるとのことでした。僕のわがままを聞いて下さり、本当に感謝しています。

それでは今回、僕が最初に書いたけれど使われなかった幻の謝辞を、公開したいと思います。家族やその他の人々への、いろんな思いが詰まったものです。


◆謝辞

 まずは、この本を世に出してくださったマガジンランドの伊藤英俊会長に、心よりお礼を申し上げます。何の実績もない僕の企画書と原稿をお読み下さり、興味を持って下さいました。出版しましょうというメールを頂いたときの感激は忘れられません。それは、一度はあきらめかけていた夢が叶った瞬間であり、僕にとって人生の大きな扉が開かれた瞬間でもありました。

 僕がこれまで担当させていただいたすべてのお客様とペット達にも、感謝の言葉をお贈りしたいと思います。皆様とのふれあいが僕のキャリアを作り上げ、この本を書く原動力になりました。素晴らしいお客様に恵まれたおかげで、僕は今でもこの幸せな仕事を続けられています。本当にありがとうございます。

 日本ペットシッター協会の皆様には、開業から現在まで、心強いバックアップを頂いています。そして、ペットシッター・ジェントリーで現在働いてくれているスタッフ、それから過去に在籍してくれた全てのスタッフにもお礼を述べたいと思います。岡崎市に本拠地を移して以来、いろんなスタッフが僕を支えてくれました。代表として至らなかった部分もたくさんあったかと思いますが、スタッフの皆さんのおかげで、ペットシッター・ジェントリーを今の規模にまで広げることができました。

 離れて暮らしている僕の両親、義父、二○○九年に亡くなった義母には、不安定な僕の仕事をいつも温かく見守ってくれていることを感謝しています。本書の出版により、すこしでも仕事の幅が広がり、安心してもらえるようになればと思っています。

 二年ほど通っている書評講座では、文章力を随分と鍛えていただきました。雑誌などに掲載される書評(新刊図書の紹介文。ブックレビューとも言います)を書く技術を磨く講座です。毎回、自分が提出した課題について、講師や他の受講生の方から厳しい意見を頂きます。元はまったく個人的な趣味で始めたのですが、今にして思えば、本書の執筆および企画書作成に、おおいに役立つ結果となりました。講師を務める書評家の豊崎由美さん、そして講座受講生の皆様に、お礼を申し上げたいと思います。

 最後に、いつも苦労をかけている妻へ。生きる上で基盤となる我が家は、二人きりですが常に笑顔と希望にあふれています。経済的に安定しない僕の仕事を、いつも支えてくれてありがとう。わがままな僕を受け止めてくれてありがとう。この本が出たら、またいつものようにパーティーをしましょう(ただ飲んで食べるだけですが)。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿