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月刊イオがおくる日刊編集後記

朝鮮と出会う旅・石川編②

2018-11-12 10:00:00 | (相)のブログ
 前回からはじめた「朝鮮と出会う旅・石川編」。今回の更新は②となる。
 石川紀行の初日目は、金沢から羽咋を経由して、渤海使節の足跡が刻まれた福浦港、そして港をさらに北上して能登金剛まで足を延ばした。
2日目は、朝鮮半島とゆかりのある神社をめぐった。
 JR金沢駅から七尾線で羽咋を経由して、能登の代表的な観光地である和倉温泉へ向かう。そこからのと鉄道に乗って3駅目、能登中島駅で降りる。

 

 

 向かったのは、能登半島の中間地点に位置する七尾市中島町にある久麻加夫都阿良加志比古神社。長い名前だが、「くまかぶとあらかしひこ」神社と読む。駅からタクシーで約15分の距離にある。徒歩だと40分程度の距離だ。
 久麻加夫都阿良加志比古神社は熊甲(くまかぶと)神社とも呼ばれ、祭神は阿良加志比古神という渡来系(朝鮮半島)の人格神とされている。地元の人々には「おくまかぶと」の名称が有名。この神社で毎年9月20日に行われている「お熊甲祭」は国の指定重要無形民俗文化財になっている、能登を代表する奇祭だ。

 

 

 神社を訪れたのは土曜日の午後だったが、境内に人はおらず、ひっそりと静まり返っていた。
 
 久麻加夫都阿良加志比古神社の次に向かったのは白比古神社(七尾市白浜町)。笠師保駅と田鶴浜駅の中間地点にある。この神社の祭神もまた、新羅・加羅系の渡来神だといわれている。
 能登中島駅から和倉温泉方面に1駅、笠師保駅で降りて徒歩で目的地へ向かう。久麻加夫都阿良加志比古神社がある中島町、白比古神社がある白浜町ともに七尾湾に面した町だ。七尾湾は牡蠣の養殖場として有名で、この日も道を歩いていると牡蠣の養殖場や直売店、食堂などがそこらじゅうにある。おいしそうなにおいに誘われて、つい店ののれんをくぐってしまいそうになるが、取材スケジュールがつまっていたので断腸の思いで店先を通り過ぎた。

 

 そして、笠師保駅から歩くこと25分、日が沈む寸前で白比古神社に到着。大急ぎで写真を撮っていると、ややあって辺り一面真っ暗に。この日も日没タイムアップ。電車で和倉温泉駅まで戻り、石川紀行2日目の取材を終えた。(相)


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