日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

朝鮮半島情勢の進展に生還の喜びを感じる

2018-06-06 09:40:19 | (K)のブログ
 朝鮮半島を取り巻く情勢が日々動いている。
 12日に、当初の予定通り朝米首脳会談が実現するようだが、月刊イオ7月号の締切りから雑誌ができる1週間ほどの間に会談が開かれるので、次の7月号には朝米首脳会談のことは掲載できない。しかし、雑誌が読者の手に届く頃には会談が終了しているはずで、その内容は世界のマスコミはもちろん、朝鮮新報でも報道されており、非常にピント外れの内容でお届けすることになる。月刊誌の宿命だといえばそれまでだが、こういうことがあるたびに、もやもやしてしまう。
 朝米首脳会談の話題は8月号に掲載することになるが、仕方がない。でも、朝鮮半島の真の平和の実現、朝鮮戦争の終結について、どの程度まで合意し見通しが立てられるのか。ワクワク、希望が自分の中に充満しており、非常に楽しみで仕方がない。

 統一問題、朝鮮半島の出来事を自分の問題として捉えるようになって、40年ほどが過ぎた。短くない歳月だ。3年前にくも膜下出血で倒れ、生死の淵をさまよったが、今年に入っての北南関係の進展、両首脳の逢瀬の姿をこの目で見ることができて、生還できたことの喜びをかみしめている。生きている間に朝米首脳会談を見ることができるかどうか、疑っていただけに12日が本当に楽しみだ。

 今月に入り、月刊イオの編集の仕事の立場が少し変わった。北と南、朝鮮と米国、朝鮮と在日同胞が住んでいる日本との関係がどのようになるのか、そして在日同胞の生活がどう変化するのか…。今後も紆余曲折があるだろうが、どのような立場であれ、関与し、見守り、伝えていきたい。(k)
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