「クロ、ご飯」
奈央が近所のペットショップで買ってきてくれた青いトレーに、レトルトパウチのキャットフードをあける。
1袋150円、それも毎日2回。
一人暮らしの恭一にとっては痛い出費だが、クロに残された時間を思うと迷ってなどいられなかった。
にゃあ、と近寄ってきた黒猫の小さな頭をなでてやる。
「お前には、幸せになる権利があるんだよ。幸せになんなきゃいけないんだよ」
少なくとも、母と妹を『殺して』しまった自分よりは。
「……なんでなんだろうな。なんでお前が……」
その先はもう、言葉にならなかった。
――――――――――――――――――――――
大学の小説創作の授業の没ネタ。
恭一はなにやら抱えています。
奈央は恭一の彼女さんで、もんすごい愛情深い人。
タイトルは即席なので、いいの思いついたら変えますww
奈央が近所のペットショップで買ってきてくれた青いトレーに、レトルトパウチのキャットフードをあける。
1袋150円、それも毎日2回。
一人暮らしの恭一にとっては痛い出費だが、クロに残された時間を思うと迷ってなどいられなかった。
にゃあ、と近寄ってきた黒猫の小さな頭をなでてやる。
「お前には、幸せになる権利があるんだよ。幸せになんなきゃいけないんだよ」
少なくとも、母と妹を『殺して』しまった自分よりは。
「……なんでなんだろうな。なんでお前が……」
その先はもう、言葉にならなかった。
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大学の小説創作の授業の没ネタ。
恭一はなにやら抱えています。
奈央は恭一の彼女さんで、もんすごい愛情深い人。
タイトルは即席なので、いいの思いついたら変えますww