机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

2020-07-06 11:06:00 | 楽描き
 昭和三十年、四十年代の木造の安アパートはこんな物であったろうかと想像して描いた。若い男女がことを終えての図である。

 実はエロ本が好きである。趣味嗜好もあるが資料にと昭和四十年代の初期に、古本屋を廻り随分と買い漁った。大きなダンボールひとつを母が断わりもなく捨ててしまった。

 実話雑誌、男性週刊誌、猟奇雑誌、裸婦写真集、小説集と種類は多岐にわたっていた。今では二度と手に入らない。

 絵はたまには、裸をと思い描いてみた。今見ると男の左手の脇の下あたり、もう少しボリュームがあった方が良かったと思う。あとでホワイトで修正しよう。
 
 描いたあとに、上村一夫氏の「同棲時代」を思い出した。しかしよく見ると玄関に男の靴がない。どうやら男は階下の自室から樹をよじ登ってきたらしい。

 もちろん、あとづけである。本当はもっと危ない絵を描きたかった。

 母さん、僕のあの教科書は、どこにいったのでしょうね。