ブブゼラ音をなんとかしてよ、のりすぎのNHKサッカー放送(2010.6.18)

2010-06-18 22:18:06 | Weblog

*左;朝日新聞夕刊;2010.6.18付け

 民放じゃああるまいし、NHKのサッカー・ワールドカップ放送にやや辟易しています。長すぎます。NHKには日常放送の役割りがあるでしょう。でも試合中継はいいですよ。つなぎのトーク場面が、まるでスポーツ番組でなくバラエティ番組です。

 さてサッカー中継に流れる、ブブゼラ音が耳鳴りみたいで、頭痛を感じてしまいます。いやだなあ、と秘かに感じていたのです。誰にも言いません、聞いてくれる人はいません。

 コンサートの裏方PA係をやることもあるワタクシ、ブブゼラ音のカットなんて簡単だと思っていました。世界に冠たるNHK技術陣がなぜできないのかと思っていたのです。映像や会場音は、国際映像(南アフリカ制作)でしょう。でも、NHKアナウンサー、解説者の音声は、別チャンネルで東京に届くはず、そのミキシングで何とでもできるだろう、と思っていました。むろん、NHKは最良にやっていることでしょうが。

 ブブゼラ音をなんとかしてよ、と思っているのは、私だけでなさそうです。
 今日、朝日新聞の夕刊に、フランスCATV局が「ほぼ完璧」に削除したと載っていました。“ブブゼラの音の周波数だけをカットした”というのです。

 サッカー応援のスタンドの騒音は、それ自身が盛り上がりを示す音でしょう。
 アフリカン・リズム、打ち鳴らす民族楽器・・・と思っていたのです。
 ところが、ブブゼラはなんだ。リズムなんてなし、蚊の大群のような音です。
 これが、アフリカ固有の文化なんだろうか。

 という話を、家人としたら、“え~っ”と言って、“あんた、テレビ点けっぱなしで、寝てるだけじゃないの”と。

 それでも、それが南アフリカ固有の文化、サッカー場全体の盛り上がりに欠かせない音なんだろうと、異国のテレビ観戦者として理解をしめそうとしたら、サッカー場現場にいる“サッカー記者”が書いている記事がありました(2010.6.16日本経済新聞、武智幸徳記者)。

 “どこのサッカー場にもある、盛り上がる観客席の騒音がまるで、ない、聞こえない”
 “選手のプレーがサイレント映画のように見えてくるのである” 
 “南アフリカの人々にとって、ブブゼラを吹きながらサッカーを見ることは大いなる喜びなのだろうが・・・・”

*私もスタンドでははしゃぎます。これは、由緒正しく長野オリンピック以来、活躍しています。

 さいたまスタジアムの浦和レッズの試合、応援風景を思い起します。


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