郷里・岡山県井原のよしこさんから届いた古代米(赤米・黒米・緑米)(2010.6.8)

2010-06-07 18:12:35 | Weblog

*ブランド(生産者)ラベルのついた古代米

 わが家のご飯は雑穀入りです。健康にいいと言うのです。五穀だの十穀だのが家人の好みで入っています。

 一週間ほど前、家人の幼友達3人が泊まっていきました。その日の夕食当番は、私でした。といっても迎えにいった家人の代わりに、ご飯を炊くというだけです。お客さんが来るのに、真っ黒な雑穀入りを食べさすわけにはいかん、と勝手に判断して、白米だけで炊き上げました。・・・私の背一杯のもてなしです。

 <いつもは雑穀入りです>と、食事中の話題になりました。
お客さん3人のうち、よしこさんは、郷里の岡山県井原から出ずに、たぶん兼業農家さんです。<古代米を食べるなら送るよ>ということになったのです。<古代米>が何かもよく知りませんでした。

  一昨日(6月5日)、宅急便でお米が届きました。古代米です。しかも、よしこさんの旦那さんの似顔絵入りシールの貼ってあるブランド米でした。
 私が郷里にいた時代の農業と違って、現代では、農業経営というか、農業への熱い思いが感じられる<生産物・お米>でした。

 赤米、紫黒米、緑米です。白米1~2合に、大さじ一杯程度を混ぜるのだそうです。
 まだ、食べていません。味の論評はできませんが、同封されていた説明書を引用しながら紹介します。

 ○ 古代米とは、イネの原種である野生稲の特徴を受け継いでいる米。生命力が強く人為的世話や肥料は不要なのです。赤米、黒米、緑米などがあって縄文時代に中国から伝わった。

 ○ 赤米
*赤米

・ 玄米の色が赤褐色で、果皮・種皮の部分に赤色系色素(タンニン系)を含んだ米。
・ 3~5分づき(少し精米)にすると薄紅色になる。
・ 野生稲の大部分が赤米であることから赤米はコメのルーツ。赤飯の起源。
・ 栄養成分は現代の白米と比べ、タンパク質や各種にビタミン、ミネラルを多く含む。
・ 邪馬台国や大和朝廷への献上米も赤米が主だった。

 ○ 黒米(紫黒米)
*黒米(紫黒米)

・玄米の色が黒色で果皮・種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアン系)を含んだ米。
・ 3~5分づき(少し精米)にすると紫色になる。
・ 黒米は、おはぎの起源で古くから祝いの米として珍重されてきた。
・ 栄養成分は現代の白米と比べ、タンパク質やビタミンB1・B2、ナイアシアン、ビタミンE、鉄。カルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれている。
・ 不老長寿の米として、中国歴代の皇帝に献上されたことから献珍米として喜ばれた。

 ○ 緑米
*緑米

・ 全国でも生産例が少なく貴重種で幻の米。
・ 緑米は、もち米ですが、普通のもち米より粘りが強く甘味があります。
・ 亜鉛やマグネシウム、繊維質を豊富に含み血液浄化や精神安定などにも効果があると言われている。

    【おまけ】

* 健康にいいお米のようです。さて、わが家でこれから、どうやって食べていこうか、ですね。大さじ1~2杯となると、かなりありそうです。比較しながら食べるのも難しそうです。知り合いにおすそ分けした方がいいかもしれません。

* 古代米を育てようとした気持ちを聞いてみたい。誰もが作っているわけではないし、農業経営的な発想でしょうか。古代米の生育は難しいのかなあ。

* 古代米は、野生種に近く、生命力が強く、水も乏しいような痩せた土地でも丈夫に育ち、農薬や肥料は不要である。背丈の長い稲が多く、1.5m以上のものもある。品種改良された現代米と比べ、収穫量は半分以下と少ない、そうです。

* 生産者=よしこさんのウチ、の住所、電話もラベルに載っていますが、ここでは書くのをやめておきます。 関心のある方は、コメントをお寄せ下さい。

    【もひとつ、おまけ】

*郷里を出ずにとか、郷里に残ってとか、思ったり、書いたりします。私の尺度からみれば、そうなんですが、本当は逆でしょう。住み続けるのが、正当でしょう。むしろ“わたしらが、クニを捨てた”と浪花節になるのです。

*“青雲の志”でも、“石もて追われる”であっても、結局は食えないから旅立ったのです。耕す田んぼが持てなかったにすぎません。そうして50年、今、埼玉県郡部で終演近く、またまた、田んぼをもつ知人の中に、羨ましく思いつつ暮らしているのです。徒労だったとは思いませんが、振り出しに戻っているのです。


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