今日10月16日(1964年)は中国が原爆実験の日(中国西域放浪14)(2011.10.16)

2011-10-16 23:17:12 | Weblog

*砂漠に風力発電施設群

 今朝もラジオ体操の後、いつものようにコーヒーを淹れていたら、ラジオが<今日は、1964年中国が原爆実験を行った日です。新彊ウイグル自治区のタクラマカン砂漠で、世界で5番目の原子爆弾保有国になりました>とアナウンスしていました。

 1964年=昭和39年の10月は、日本は東京オリンピックに湧いていた時です。その年は、ワタシが社会人入りした年です。

 

 この間の9月に中国西域を旅しました。シルクロードをもっと西へ行きたいと見つめた先がタクラマカン砂漠です。そのどこかに原爆実験場があるのです。

*右端の蘭州から敦煌に走りました。その西にタクマクラン砂漠。

*衛星写真。右端に敦煌(赤印)。左に広がるタクマクラン砂漠。シルクロードは、砂漠の北ふち=天山北路と南ふち=天山南路に分かれます。

 東京から西安に飛んで、蘭州からバスで西へ西へ、沙漠、荒野を走ってきました。とてつもなく広い不毛の(ように見えた)荒地が続いていました。

 しかし、酒泉を越えたあたりだったでしょうか。突然の壮大な風車群、風力発電施設群が現われます。

 日本の海岸にあるポツンとある孤独な風車ではありません。見渡す限りいっぱいの風力発電施設です。酒泉には、衛星打ち上げ場もあるようです。

*風力発電施設

*太陽光発電施設。走るバスの車窓から、その圧倒的な数がうまく撮れません。

 敦煌を抜けた所では、砂漠いっぱいのソーラーパネル群、太陽光発電施設です。おそらく、これらはヨーロッパ(ドイツかな)の支援でしょうか。

 この国の広さ、日本との桁違いの広さ、そして手つかずの広さに、中国の底知れなく秘めているパワー、それに畏怖にも似たパワーを覚えていました。

 

【おまけ】

*天安門;毛沢東の肖像の左は<中華人民共和国万歳>、右には<世界人民大団結万歳>です。

*1964年、東京オリンピックの真最中の10月16日の中国初の原爆実験成功。その前日10月15日のソ連のフルシチョフが失脚直後とのことです。資本主義と共産主義の対立、冷戦のさなか、同時に中国とソ連の対立の時代でした。

*中国は、毛沢東が中華人民共和国の共産主義体制を確立。そして1958年~62年にかけて、その体制が、中国に4000万人ともいわれている餓死者を出したと言われる頃です。そして毛沢東自身が心の闇に追い込まれ実行した文化大革命が迫っている時代のことです。その時代から変わらず一党独裁が続いています。そして今、急速に市場経済社会に移行しています。いささか矛盾するように思うのですが、中国国民が日々どう生活しているのかよく知りません。


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