わが家(春日部)の灯をおとして暮れの“除夜釜”(2006.12.28)

2006-12-28 10:52:29 | Weblog

昨(27)日、春のような暖かい夜、わが家での、年の暮れのお茶会の2日目でした。
電灯を消し、灯を落としたわが家に集まっていただきました。

“初めてです”の知人・友人たちが中心に。だから私も、ジーンズで同席です。かく言う私は、はじめて同然なのです。

点心から、仲立ち、濃茶、薄茶と進みました。人の目は、不思議です。あんなに暗いなあと思っていたのですが、暗さの中に見えてくるのです。茶の湯のあたたかさ、背筋をのばす心地よさが、しだいに感じられてくるのです。

  【おまけ】

*現代生活が明るさの中にありすぎるのかも知れませんね。いろんなものが見えすぎる、じっと目を凝らして見るなんて言葉も死語でしょうか。そのことが、結果として、よく見えてないこともあるかもしれません。
同じことは、聞くことにもいえそうです。音が少ない世界で、集中してかすかな音、気配を感じとる・・・といったこともなくなります。

*人間、現代人、あるいは都会人、先進国人は、本来、人間の持っている能力を退化させているのかもしれません。

*暗い夜道を歩いたことのない世代もいるでしょう。私らの子どもたちもそうです。

*暗い世界より、明るい世界がいいのに決まっているのですが・・・・。


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