日本山岳会のエドモンド・ヒラリー卿の追悼行事に(2008.5.11)

2008-05-11 00:19:44 | Weblog

*質問に答える田部井淳子さん

昨日(5月10日)夕刻、エドモンド・ヒラリーを追悼する講演と映画の集まりがあったので出かけました。1953年、初めてエベレスト登頂に成功したイギリス隊の記録映画を見たいと思ったのです。
その時の登頂者が、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリー(33歳)とネパール人シェルパのテンジン・ノルゲイ(39歳)です。

今年の1月に、エドモンド・ヒラリーが亡くなったときに、追悼気分でブログを書いています。<ここです>

はじめに、ニュージーランド大使が立ち、ヒラリー卿の葬儀の模様、ニュージーランド国民の思いを話された。

*エドモンド・ヒラリー卿の棺

そして、女性初の登頂者である田部井淳子さんの講演です。田部井さんは1975年です。39人目の登頂者です。<1300日準備して、130日歩いて、頂上は一瞬だった>、<15トンの荷物を600人のポーターで運んだ>、そして<エベレストをやろうという意思が貴重だったのです>と結ばれた。ヒラリー卿は190cm、私(田部井)は150cmの身長ですとも話されました。

会場は、ぎっしり満員。女性もかなりいます。若い人はほとんどいません。それが今の、山に登っている状況、ネパールを歩いている状況を表しています。若い人はいないのです。

映画の前に、司会者が、<エベレストに登った人は、手をあげて下さい>とたずねました。4,5人の人が手が上がったようです。
私に、エベレスト(チョモランマ)登山隊に参加して100日ほどベースキャンプにいた知人もいるのですが、こういう<普通の会場>で、登頂者が4、5人もいるとなると、私の気分は沈んでしまいます。
子どものころから、かなうはずはないと思っていた<夢>のエベレスト登頂も、今から思えば、やれる方法があったかもしれないな、とシンミリ思いました。深い深い後悔です。もう取り返しのつかない人生の失敗!!です。もうだめだなあ。

そうして、イギリス隊のエベレスト初征服の映画が始まったのです。断片的にかもしれませんが、過去にみたことのあるようなシーンが続くことも合って、うつらうつらしながら見ていました。
気がつくと、エドモンド・ヒラリーがエベレスト頂上に立っている<いつもの写真>がスクリーンに映されていました。

*私は、ここまでです。

私が、エベレストを見に行った話は、ほんの少しだけ、このブログに書いています。<ここです>

  【おまけ】

* 北京オリンピックの聖火がエベレスト登頂したと5月8日の夕刊で報道されました。会場には、前の日(5月9日)朝日新聞に<エベレストは誰のもの>と題するコラムを載せた近藤記者の姿もありました。

* この日の映画『エベレスト征服』は、DVDで発売されているとのことです。3,800円です。


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