米フォーク・ソング好きならアラン・ローマックスを知っている(2007.11.18)

2007-11-18 17:34:37 | Weblog

*ウチの団地はリサイクルの日です。

今日、第3日曜日は、ウチの団地のリサイクルの日。
つまり昨日は一日中、新聞のスクラップをしていました。日々、一面の右肩に赤鉛筆で印をしているのですが、つけていない日があったり、よせばいいのに、プロ野球の記事を読みふけったりしていると、けっこう時間がかかるのです。読んでいないのに“切抜き”印もけっこうあります。後で読むのです。本の広告、書評の切り抜きが多いですね。

その中から、ひとつ紹介します。
“アラン・ローマックス選集”(日経07年10月14日25面)です。音楽評論家 藤田正さんの書評です。

書き出しは、こうです。<ローマックスの名前を知っているとしたら、その人はアメリカのポップスにかなり詳しいはずだ・・・・>
“わたしゃ、知ってるぞ”とえらそうに!ブログに書きたくなります。

*結局は買わないけれど書評はよくスクラップします。

もう少し引用します。
<ローマックスは、音楽家でなく、大衆の音楽を研究した学者だった。録音機をかついで全米各地を巡り、カリブ海にもヨーロッパにも出かけた。黒人音楽が文化的価値の低いものとみなされたていた時代にあって、彼は率先してレコーダーをまわし、今となってはアメリカの国家文化財と呼べるような貴重かつ膨大な録音物を遺した>

60年代に、ジョーン・バエズやボブ・ディランといった、フォークやブルースに関心があった世代は、ウディ・ガスリーにも興味を持ち、必然のように、アラン・ローマックスを知っていたのです。

*左;ウディ・ガスリー、右;アラン・ローマックス。

日本でいえば、民俗学のというか、民話を収集した、例えば、遠野物語を書いた柳田国男のような人でしょう、といえば、わかりやすいでしょう。

この本は高い、6,000円です。アラン・ローマックス選集(みすず書房)が図書館に並ぶのを待ちますが無理でしょう。ただし、CD付だから買いたいなあ。

*アラン・ローマックスの死亡記事(2002年2月22日の朝日)です。

新聞スクラップに話を戻します。アラン・ローマックスは、2002年2月19日に亡くなっています。米フロリダ州の養護施設で。87歳、死因は不明。
新聞記事から知ったのです。アラン・ローマックスの死亡記事をスクラップしていて、それをブログに書くなんて人は、そうはいないでしょうね。
“学者・研究者・評論家”か、ただの“オタク”ですが、実はその差はありません。

  【おまけ】

* 最近、お料理レシピを切り抜くことがあります。実践をせまられることがあって、必要なのです。

*小さな記事でも春日部市民には見逃せません。(11月16日付け日経)

* ついでに、ブログ向きでないスクラップ例をひとつ。一昨日の、11月16日(金)の日経の埼玉版2段に記事です。<春日部市、特例市に> 16日の閣議で決定し、2008年4月1日から移行する。<特例市は人口20万人以上の都市が対象。都市計画や環境保全などの権限の一部が都道府県から移る>、それでどうしたのだ、ですね。
最近、大事なことが、なんか知らないうちに、大きく報道されることもなく、ちょこちょこっと変わってしまっていることが多いのです。


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