“だし”という名の山形伝統の家庭料理が日経・朝日に続けて載ったので作った(2011.7.31)

2011-07-31 10:42:47 | Weblog

これが、出来上がった“だし”です。

 ワタシにも食事当番の日があります。だから新聞のレシピはよく見ます。一般的に、新聞に載るレシピは複雑怪奇か、スーパー・ヤオコーに売っていないカタカナの食材が出てきて挫折です。

 10日ほど前の日本経済新聞に、夏野菜を細かく切るだけの、火を使わない、誰でも作れそうなレシピがありました。

*日本経済新聞(2011年7月16日付)

 ただ“だし”というのです。山形に昔からある家庭料理だそうです。

 キュウリ1本、なす1本をきざみます。それに、必須のオクラを5本、オクラの粘り気が生命です。オクラは小口切りにして熱湯をかけると粘り気がよくでます。他に、きざんだシソの葉。しょうゆ、お酒を各大さじ一杯をぶちまけ、まぜれば出来上がりです。

 夏野菜を使う超かんたん料理です。

*レシピの部分を拡大します。

 ワタシも、夏には、きゅうりも、なすも、少々塩をして生で食べていますから、その延長線です。

 面白いのは、これをご飯にかけて食べる(食べてもいい)というのです。

 夏向き納豆ごはん!でしょうか。

 

 おかずを一品、“だし”を作ったからといってブログで紹介するまでもありませんが、ついこの間、朝日新聞の“天声人語”が、“だし”のことを書いていたのです。

 むろん天声人語ですから、はるかに格調高く美しく“だし”を話題に書かれています。

 <自分で作ろうかと思ったが、銀座の「おいしい山形プラザ」で出来合いを求め、夕食のご飯にまぶした。やや濃いめの味付けながら、かむほどに夏の香りが弾け(はじけ)、食欲がわく。おなかもひんやりした>

*朝日新聞(2011年7月29日)

 “だし”は<・・・・飯や豆腐にかける。料理というより、生ふりかけか>と書かれています。〝生ふりかけ”なんて言い方があるのかなあ。

 

【おまけ】

*ウチでは2度作りました。1回目は日経に載った日あたり、2回目は朝日の天声人語に載った翌日、昨日(30日)です。2回目はブログに書くために“写真”が欲しかったので作ったのです。ほんまにアホみたいです。

*ご飯にかけて食べることはやっていません。ご飯に、なんでもぶちかけて食べるというのは、なんとなく“下品”な感じがするのです。そう育てられたのでしょうか。だから“生ふりかけ”という天声人語さんに品がないなあ・・・と思うのです。

*ミョウガ、ネギ、ショウガもよく使われ、納豆コンブを入れて粘りを出してもいいと、レシピには書いています。納豆コンブがわかりません。