合鴨をあげますから絞めて食べて下さい。春日部の知人からお知らせ(2009.11.6)

2009-11-06 14:50:43 | Weblog

 今日、予定していた<ブログねた>が使えなくなりました。どうしようかと思案していたら、ご近所の知人からハガキが届きました。私信でなくダイレクト・メールです。
 それで、このハガキのお知らせを、ブログにして皆さんにお知らせします。

 農家をやっている知人さんです。早くから無農薬・有機農法をやっていて、自然環境に、きびしい(やさしい)目をお持ちです。田んぼに、合鴨を放し、田んぼを泳ぎ回り、歩き回ることで、雑草駆除させる合鴨農法を取り入れています。

 可愛い合鴨が印刷されたハガキは、短いですから、全文書き出します。

  <5月下旬に田んぼに放たれたアイがもたちは、7月下旬にはその役目を終え、庭の一角にあるネットで囲まれた少々せまい場所へ移されました。水鳥のアイがもたちにとって、田んぼのようにゆうゆうと泳ぐ場所がないのはかわいそうですが、今では「たらい」が水浴びをする唯一のプールになっています。>
  <食欲の秋となり、そしてこれから寒い冬に向かって身体に脂肪をたくわえるために食欲旺盛なあいがもたちです。まるまる太っておいしそう!?>

  そうして、<ご自分で解体できるので、食べてみたいとお思いの方に「あいがも」を差し上げます>と、あるのです。

  私の知人って、わかる人にはわかると思います。合鴨農法って、誰もがやっているわけじゃあありませんから。
  むろん、電話番号もアドレスも書いてあるのですが、ここでは書きません。関心のおありの方は、このブログのコメントでお知らせ下さい。取りつげると思います。

     【おまけ】
*このハガキに、ぐらっときたのは、<男たるもの>ニワトリぐらいさばけなくて、何が野生的な<自然愛好家>だと、かねがね思っていたのです。自分で食べるものぐらい、自分で調達してくるのが<家を守る男>だ、と西部劇好きの私は思っていたのです。

*農業をやり、にわとりを飼い、米と、玉子と野菜で生きていく、そして玉子を産まなくなったにわとりを絞める。私の子どものころ、いつも見ていた生活です。

*今はどうだ、生協の配達が来ず、スーパーが店を閉めたら、たちまち干上がってしまうのです。輸入が止まったら、どうする・・・・。

*私らの親たちは、戦争があって戦争が終わった日から、そのことにぶち当たったのじゃあないか。ほんの50年前のこと、なけなしの着物を農家で食糧に変えてもらっていたじゃあないか。鶏をさばくことぐらい、覚えとかなきゃあ、とぼんやり思います。

*知人さんから、かわいい合鴨ちゃんをもらってこようか。いや、知人さんのオウチに行って、絞めるのをみていようか。いやいや、皆で鴨鍋をしようと言ってみよう。スーパーでネギを買って・・・いや、農家さんだから、ネギも売るほどあるでしょう。