春日部市立図書館の廃棄本を旧庄和町民に。庄和をなめたらあかんぞ(2007.12.11)

2007-12-11 18:53:50 | Weblog

*誰もが期待してしまうポスターです(庄和総合支所)

私の住む旧庄和町は、埼玉県で数少ない図書館のない町でした。図書館もなくて文化を語る町にはなれません。
町民にも行政にも悲願でした。節約してお金をためてきました。ようやく2億円たまりました。そこにきて、2年前、春日部市との合併です。持参金的に2億円をさしだして、合併時に図書館が作るとの約束ができました。ただし、私ら末端町民には、<らしい>としかいえません。

合併後、図書館=2億円の話が立ち消えそうになりました。旧庄和町の前・元教育長、教育委員長さんら、町内のえらいさんたちが発起人になって、図書館早期実現の署名活動がはじまったのです。しもじもが起した署名活動とは、わけが違うのです。<去年、ここに書いています>

議会請願・受理はされました。・・・・・・・その後、またまたその話は静かに消え入りそうなのです。図書館の候補場所であった、旧庄和町役場(現庄和総合支所)の新しい跡地(?)利用も聞こえてきます。
やはり、あかんのだなあ・・・・もう町民の誰もそう思いはじめていました。だまされたのかなあ。

11月28日に、私のブログに、コメントがまいこんできました。
<近々、総合支所にブックサロンなるスペースができます。図書館設置への布石でしょうか。>、ごくたまに、コメント下さる(い)さんからです。役所のことをよく知っている知人です。
私は返信しました。<―――だから、ブックサロンの話があるとすれば、図書館設置の布石でなくて、町民の反撃をかわすためかなあ~>
跡地(?)利用の具体案がいくつか聞こえていたのです。そもそも図書館を作る気持ちはなさそうだし、2億円のことがあるから、かっこだけでも図書コーナーでも作るのだろうか、と思ったのです。

それでも、わたしゃ、根が善人です。本好きです。読書サロンに期待してしまったのです。

<緑豊かな庄和総合公園を望む快適な環境で、本を読んだり勉強をしながら、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?>

12月3日仮オープンから一週間たった、今日12月11日にでかけました。 ひどいもんでした。あきれました。これが行政かと思いました。
いかに1月4日オープン前の試験的な開放とはいえ、チラシをだして、看板だして、町民によびかけるには、いかにもお粗末でした。 できないなら、やらなけりゃいいのです。
子どもづれの若いお母さんが来ていました。二度とこないでしょう。

*すべてに廃棄本(リサイクル本)のシール

*5年前のガイドブックを読ませるのか。

怒りがおさまらないのは、そこに並んでいる本を見たときでした。
こりゃ古本以下だ、と思ったのです。めくってみると、リサイクル本のワッペンが貼ってあるのです。全部そうなのです。春日部市立図書館の廃棄本を、こちらに持ってきたのです。 春日部の中央では、ご自由にお持ち帰り下さい、としている本です。司書さんが価値がないと判断したから廃棄するのでしょう。

旧庄和町民をバカにする姿勢です。春日部“本”市職員が、旧庄和町関係者を見下す話はよく聞いていましたが、なるほど、これは、ひどい。これほどひどい仕打ちはありません。職員の中で、誰もおかしいと思わなかったのか、言えなかったのだろうか。

本棚を蹴飛ばしたい心境でした。ぶつけるにも職員は誰もいません。
署名請願を無視するより、まだひどいと思うのです。
旧庄和町民は、反旗を翻そうではありませんか。

 【おまけ】



* こう書きながら、持ち帰ったチラシを読んでみると、<中央図書館のリサイクル本を配架しますので>とちゃんと書いてあるのです。余計にひどい。1月4日の正式稼動時には、よくなるだろうという希望も消えました。

* どうして春日部中央図書館は、ほんの一部でも出せないのだろう。いらない、捨てる本を“庄和町”に押し付けて、議会で、<庄和地区の皆さんにも読書の機会を作りました>と答弁されるのだろうな。
どうせ、そのうち他のことに使われるのなら、2億円取り戻して、本を買おうじゃないですか。

* <緑豊かな庄和総合公園を望む快適な環境で、本を読んだり勉強をしながら、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?>、いったい誰が、こんな文を書いたのだろう。どの本を読めというのだろうか。よくこんな文章が書けるなあ、職員として、はずかしくないのだろうか。図書館なんて、いったことがない職員さんでしょうね。