こんどは、サント・ヴィクトワール山を見に行きたい(2007.7.6)

2007-07-06 18:46:22 | Weblog

旅から帰って、しばらく読んでいなかった新聞を“はさみ”を持って読みました。
シャープの全面広告<液晶テレビAQUOS>が眼をひきました。セザンヌが晩年描き続けた<セント・ヴィクトール山>がガーンと載っていたのです。
朝日6月30日付け22面、日経に至っては、25日付けと29日付け(いずれも38面)と、たて続けに2度載っています(シャープさん、期末で広告宣伝費が残ったのかな?)。

セザンヌのこの山の絵は、好きでした。美術館や展覧会で<この山の絵>を見つけるとすごく嬉しくなったものです。

 *この絵も、シャープのホームページにあります。

この広告によると<セザンヌが世間に知られるようになったのは、56歳で初めて個展を開いてから>、<その頃はすでにパリを離れ、プロヴァンスの故郷で制作に没頭していました>、<なかでもこのサント・ヴィクトワール山を、油彩と水彩で80枚以上描いています>。
<セザンヌは、最晩年まで「自然に即して勉強しています」といい、「自然から受けた強烈な感動」を表現することこそ芸術の目標と考えました>

 う~~~ん、そうか。少々考えさせられます。

フランス南部プロヴァンスに旅し、一度この山を見たいとは思っていましたが、今の身分では、そうもいかないでしょう。
それより、80枚のこの山の絵の方こそ見てみたいですね。
<日経さん、この絵ばかり集めた展覧会を開いて下さい>

今は、ネットの時代、シャープのホームページで、20枚ほどまとめてみることができました。
とてもいいですよ、ぜひご覧下さい。<ここにあります>

東京・八重洲のブリジストン美術館のこの山の絵が、その中に入っていないのは、なぜでしょうか。
ブリジストン美術館では、いつでも見ることができたと思うのですが。

  【おまけ】
*わが町<庄和町>に住んで30年。この町に不満があるとすれば、山が見えないことです。窓をあければ、そこにでっかい山、そういう風に住みたいなあ、と思っていました。信州に“家出”したくなるのは、そう感じるときです。

 

*20日も家を空けていれば、お隣のあじさいはすっかり色あせていました。わが家の桔梗が今さかりです。