つばめが帰ってくる家は“お向かい”みたいです(2007.4.26)

2007-04-26 10:47:17 | Weblog

 *この柿の枝を切りました。

今朝は、初夏の日差しです。薄ら寒い雨模様が続きました。
この前のいいお天気だった日(4月20日)のことです。一週間前のお話です。ウチの柿の木の枝を切りました。新しい葉が出る前に切ろうと3月頃から思っていて、あっという間に葉が繁り始めてしまったのです。
渋柿です。しかも、干し柿に出来るような立派な渋柿ではありません。やたら枝が伸び、葉っぱが繁るだけの柿の木です。間上に伸びる枝を毎年春に切るのです。それでも、ぐんぐん伸びて電線に触りそうになるのです。剪定といった知識でもあれば、接木の技術があれば、ましな柿の木に育てられたのでしょう。

ばっさばっさと切っていて、いつか書いた<ここです>“つばめ”さんが電線にいるのに気がつきました。そして、なんと、お向かいの玄関下に出入りしているのです。
デジカメをポケットにいれて作業を続けながら、お向かいの巣にいる写真を撮ろうとしたのですが、なかなか撮れないのです。そのうち、ぱたっと出入りしなくなったのです。
<いかん、警戒されたのかなあ>
翌日からずっと全く見かけないのです。
<脅してしまったのかなあ> 
ちょっと心配なのです。

お向かいの玄関(屋根裏)には、ふたつもツバメの古い巣があります。そこに帰ってきたのでしょうか。私のウチより、はるかにツバメの子育てに適したお宅のようです。
ただ、ふてぶてしい大きな老猫がいるのです。ウチの玄関下には、いつも犬が寝ていたのですが、お向かいの猫は、玄関下にいるのを見たことがありません。ウチの車の下とか、ボンネット上にいるのです。

デジカメ持って、よその玄関を覗いているのは拙いでしょう。
玄関には、“こどもかけこみ110番の家”の看板がありました。だから、つばめも駆け込むのです、ということをオチにして、お終りにします。

*春日部警察署/春日部・庄和防犯協会/南桜井小PTA 連名の看板です。

お向かいの子どもたちは、もう高校も終わっているはずです。
この看板があるということは、10年ぐらい前に、たぶんPTAの役員さんだったのでしょう。 “こどもかけこみ110番の家”の看板の意味はもうないかも知れません。
この活動はまだ続いているのでしょうか。いや、この看板って、あるだけでいいのでしょうね。

  【おまけ】

*すてきなカバー絵は、山本容子さん。

* 今日の一冊は、“ツバメの来た道”(アグネス・チャン)です。1967年、中国の状況、香港の反英大暴動での家族のことから書き起こし、12歳、香港で歌手。フォーク・シンガー陳美齢。1972年6月来日アグネス・チャンとして日本デビュー。1975年20歳。1976年引退決意。カナダ・トロント大学に留学するあたりまでの、ことが書かれています。1989年8月、中央公論社発行です。

* その後、信州大学で講師をつとめるあたりまで、ときどきアグネス・チャンのエッセイを買って読んでいます。要するにミーハーです。そう思われてもかまいません。
アグネス・チャンのCDを一枚持っています。香港のフォーク・シンガー時代のフォーク・ソング集です。収められている曲の中に、映画“いちご白書”で感動的に使われた“サークル・ゲーム(ジョ二・ミッチェル)”、そして昨日のブログに書いた、私を泣かせる“You’ve got a friend 君のともだち(キャロル・キング)”が入っています。香港出張中に買いました。

*BEST OF FOLKS (LFCD 5012)、レコード会社は、麗風唱片有限公司です。

* つばめは、インドネシアあたりを往復する渡り鳥です。決まった季節に渡ってくる鳥への思いは香港の人たちも同じなのでしょう。
でも香港あたりで巣を作るつばめと、日本まで来るツバメは、“根性いや性質”が違うかもしれません。つばめの巣って、高級中華料理らしいのですが、全く知りません。