「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

妄想性パーソナリティ傷害の 原因と対応

2007年06月10日 09時32分02秒 | 「パーソナリティ障害がわかる本」 より
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/48153669.html からの続き)

 妄想性パーソナリティ障害の人の親は、

 怒りっぽく すぐに子供を 叱ることが多いと言います。

 すると子供は また怒られるかと びくびくし、非難に過敏に なってしまいます。

 いつも不安で 用心深く、疑り深くなりやすいのです。

 また 親の性質を引き継いで、

 人に対しても 批判したり 攻撃するようになってしまいます。

 
 このタイプの人と 接する時には、あまり懇意にしすぎないことが 求められます。

 適度な距離を持ち、平静に対応することが 相手のためにもなり、

 信頼関係を作ることができます。

 近づきすぎると 依存されたり、期待されすぎたりします。

 こちらが期待に反すると 相手は裏切られたと感じ、

 何とか応えさせようと 執念深く まつわりつき、

 非難や脅しに 発展することもあります。

 自分の中にあるものを 相手に投影してしまうので、

 第三者として ニュートラルな立場を 取ることが肝心です。

 
 このタイプの人は、人を信じられないために

 ルールを非常に重視する 傾向があります。

 相手に対しても 首尾一貫していることを 過剰に求めます。

 だから 約束は必ず守ることが必要です。

 親密にしたり 疎遠にしたり 曖昧な態度を取るのではなく、

 終始貫徹した言動を するようにしましょう。

 そうしているうちに 信頼を得られるようになっていきます。

〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕
 


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