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 歯石が付いてすぐ歯周病になってしまうわけではありません

2019-09-20 14:56:45 | 日記
日本人の8割が歯周病にかかると言われていることをご存知でしょうか?
 歯周病はサイレントデジーズ(沈黙の病気)とも言われ、発症しても末期に進行するまで激しい痛みなどはほとんどありません。歯磨きの時に血が出たり、歯がしみたり(知覚過敏)ということがありますが、普段の生活では気づかないことが多い病気です。進行すると、疲れた時や寝不足、高熱を出した時など体力が低下した時に歯肉が大きく腫れることがあります。
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急性炎症で歯肉が腫れた場合は、歯肉の腫れた部分を切開して膿をだし、お薬を服用します。歯が浮いて強く反対側の歯と当たるときには、噛み合わせの調整(咬合調整)を行います。 歯周病の治療法は、歯肉を引き締める歯磨きと歯石とりが基本になります。歯磨きの中でも、汚れを落とす磨き方と、腫れている歯肉を引き締めるマッサージ効果を狙う磨き方があります。
 
 プラーク(歯垢)を落としていない状態が同じ場所で2〜3日続くと、唾液中のカルシウムと結合して歯石が出来始めます。1週間、同じ場所にプラークをつけたままにしておくと、見た目にもわかる白黄色の塊が歯の周りにできます。これが歯石です。歯周病の治療は、この歯石を早い段階で見つけ、歯周組織を壊してしまう前に取り除いてしまうことです。歯周組織が破壊された段階で歯石とりの治療法が変わってきます。
 
 歯石が付いてすぐ歯周病になってしまうわけではありません。歯石の付いている場所や付いている期間の長さ、その方が持っている歯周病菌の強さ、免疫力などが影響します。
 歯石をつけたままにしておくと、ある一定の条件が揃ったときに発症し、歯を支える歯槽骨を溶かしていきます。その進行が速いと、10代(若年性歯周炎)から、歯槽骨が溶けてしまうこともあります。一般的には、30代くらいから徐々に歯槽骨に影響が見え始め、40代ころに歯周ポケットと言われる歯の周りにできるポケットが深くなり、55歳前後より、奥歯の周りの骨が溶けて支えが失われ歯を抜くことがあると言われています。
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歯周病の治療で、最悪な処置は抜歯ということになります。その抜けた後、入れ歯やブリッジやインプラントという歯がない場所に人工の歯を作る治療へと移ります。歯周病はほとんどの方に予兆もなく忍びよってきます。歯周病の検査やこまめな歯石とりによって予防出来ますので、歯医者さんに早い段階でご相談してください。

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