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このような症状がある時は、多くの場合、抜歯することが最良の治療法と考えられます。

2019-03-15 12:03:43 | 日記
『親知らず』は、前から数えて8番目に生えてくる歯の通称で、その他に、『智歯(ちし)』と呼ばれたりもしますが、正式には第三第臼歯と言います。

通常であれば、15歳ぐらいまでに上下28本の永久歯が生え揃ってきます。その後、思春期後半から20歳頃にかけて、永久歯の中でもっとも最後に生えてくる歯が親知らずです。他の大臼歯にくらべて退化傾向が強い歯で、親知らずそのものが最初からない方も多くおられます。
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『親知らず』がある場合は、生え出るスペースがなくてあごの骨の中に埋まったままになってしまう事が多く、きちんと最後まで生えてこなかったり、生えてくる時に痛みがあったりと、少し厄介な歯でもあります。

また、歯みがきがうまくできていない場合が多く、歯ブラシが届かず、歯肉炎や歯周病、虫歯になってしまう可能性が高い歯です。最悪な場合、親知らずが原因で骨がとけてしまったり、虫歯が進行してしまい、一つ前の奥歯までも巻き添えにしてしまうこともあります。

このような症状がある時は、多くの場合、抜歯することが最良の治療法と考えられます。
まっすぐはえている親知らずが虫歯になってしまった場合、虫歯の治療をすることもありますが、一番奥の歯で向きが悪いこともあり、治療器具がうまく届かず、治療の精度が悪かったり、その後の、セルフケアも難しいため、高い確率で虫歯の再発が起こってしまいます。しかしながら、親知らずでも手前の歯と同じようにきちんと生えていて、上下でしっかりと噛める状態であれば、抜かなくても良い場合もありますが、歯みがきがうまくできない方であれば、抜歯した方が良いと考えます。親知らずを抜くか抜かないかは、親知らずが原因となって何らかの支障が出るかでないかによります。また、親知らずだけの問題ではなくて、その前に生えている歯に対する影響度や歯並び、かみ合わせなど、お口の中全体を考えて、抜くか抜かないかを決めていくことになります。
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親知らずが生えてきたために起こるトラブル
下記のような症状がある場合は、親知らずを抜かれた方が良いでしょう。
 親知らずを抜くことで、他の大事な永久歯を大切に守られることが重要と考えます。 不必要と考えられる親知らずの場合、その歯の抜歯を避ける事で、 その他の大事な歯やお口の中全体に悪影響を与えてしまうことが、一番のマイナスではないでしょうか。

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