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現在では歯周病は、予防でき治療も可能です

2019-04-15 10:41:37 | 日記
歯周病とは、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが破壊される病気で、かつては歯槽膿漏と呼ばれていました。
出血します。しかし、痛みは全くありません。さらに進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、膿が出たり歯がグラグラしてきます。この時期になると、やっと痛みや腫れをともないます。そして、最後には歯が抜けてしまいます。

その理由として、初期の段階では虫歯のように歯に穴があいたり、痛くなったりと言ったはっきりとした症状が現れにくく、かなり進行しないと、痛みや腫れと言う自覚症状が現れないからです。さらに、日本人には歯の定期検診を受ける習慣があまりないこと、また歯周病を確実に治療できる歯科医が残念ながら非常に少ないことなどが考えられます。
一生自分の歯で噛むためには、むし歯の予防と同時に歯周病の予防と適切な治療が大切なのです。
歯医者 マイクロスコープ
現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。大切なのは予防、診断、治療、そしてメインテナンスです。この15年の間に、歯周治療は急速な進歩を遂げました。以前は「不治の病」とさえ言われてきた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです。

まず、歯周病の原因は歯垢ですから、それをためない、増やさないことが基本です。正しい歯ブラシの方法で毎日実行することです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておくことが何より大切なことです。

歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することです。傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすることです。健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けることです。
歯科 ポータブルユニット
歯周病の恐ろしい点は、初期・中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状がありません。これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐いところです。

歯周病の再発防止と健康状態の維持のためには、定期的に検査と予防処置を行うことが必要です

2019-04-15 10:01:08 | 日記
1. 基本治療 
これは、すべての歯周病に対する基本的な治療です。ポケット(溝)の深さを測定し、歯垢・歯石の除去(スケーリング&ルートプレーニング、歯磨き)を行います。スケーリングは、歯の表面や根の表面の歯垢歯石を器械で取り除くことです。ルートプレーニングは、根の表面を滑らかにして歯石や毒素や微生物で汚染された根の表層を除去する方法です。このことにより歯ぐきが改善され、ポケットの深さが浅く(2~3mm)維持されればメインテナンスに移行します。

2. 外科治療 
基本治療で一部ポケットの深さが改善されず、ポケット内に細菌が生息し、歯磨きで除去できない状態や、歯周病が進行してしまった状態に対して外科的にポケットの深さを減少させる手術があります。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(骨移植、エムドゲイン、リグロス)を行う場合もあります。手術はそれぞれの病態に合った方法が適応されます。ポケットが改善されれば、メインテナンスに移行します。
歯科サクション
3. メインテナンス 
歯周病の再発防止と健康状態の維持のためには、定期的に検査と予防処置を行うことが必要です。歯周病のチェックと専門家による歯垢歯石の除去などのクリーニングを行う事が何より重要です。どのような治療をたどっても、行き着く先はメインテナンスになります。

再生療法って何?
再生療法とは、歯周病によって破壊された歯周組織(歯ぐき、歯を支えている骨)を再生させる治療のことで、いくつかの治療法があります。骨を再生させる方法としては、欠損部に骨を移植する方法(骨移植)、特殊な膜を使う方法(GTR法、GBR法)、特殊な薬を使う方法(エムドゲイン、リグロス)などがあります。
ポータブルユニット 歯科
また、歯ぐきを再生させる方法としては、歯肉移植などがあります。これらの治療は、歯周病の外科的治療と同時またはその後に行います。現時点では骨や歯ぐきの無くなり方が限定されていて、すべてが再生できるわけではありませんが、歯周組織を再生させることにより歯を長持ちさせることができ、審美的にも改善することができます。

大人が歯を失う原因のトップは、歯周病です

2019-04-15 09:29:40 | 日記
歯周病は静かに進行する
大人が歯を失う原因のトップは、歯周病です。でも、「歯周病とはどんな病気か」とあらためて聞かれると、答えられない人が多いのではないでしょうか。
歯周病とは、歯ぐきに炎症が起きる病気の総称です。歯ぐきをもう少し細かく見ると、表面を覆う歯肉、その奥の歯根膜、さらに奥の歯槽骨、セメント質で構成されています。炎症が表面の歯肉だけに限られている場合は「歯肉炎」、歯槽骨などにまで広がってしまうと「歯周炎」と呼ばれます。
歯科器具
かつては「歯槽膿漏」という言葉がよく使われていましたが、これは歯周病でも症状が重くなった状態を指します。血や膿が出る、口臭が発生する、歯がグラグラするなどの症状が現れて、放っておけば歯が抜け落ちてしまいます。でも、歯周病が軽視されやすいのも事実です。なぜなら、初期の歯肉炎の段階では、痛みもなく、ほとんど自覚症状がないまま静かに進行するからです。気がついた時にはかなり悪化しているケースが多いので、歯周病は「静かな病気」(サイレント・ディジーズ)ともよばれています。

歯周病は全身の病気と関係がある
こうした特性も影響してか、驚くべきデータがあります。厚生労働省が定期的に発表している近年の「歯科疾患実態調査」によれば、35歳以上の大人の約8割が歯周病を抱えています。歯周病のコワさは、歯を失うことだけではありません。口は生きていく上で欠かせない食物の入り口であると同時に、細菌の入り口でもあります。歯周病を放置しておくと、知らぬ間にさまざまな病気の原因になることが、国内外の研究で明らかになってきたのです。糖尿病をはじめ、脳血管障害、心臓病・動脈硬化、肺炎、メタボリック症候群……。歯周病は全身の病気と関係している。歯周病の本当のコワさはその点にあるのです。次回から、そうした病気と歯周病の関係について、みていきましょう。
歯科タービン
歯周病と糖尿病、何の関係があるの?
歯周病と糖尿病。共通点といえば、どちらも多くの人を悩ませている病気ということくらいで、何の関係もなさそうに思えます。ところが、この2つの病気には深い関係があることがわかってきたのです。それがもっとも早く報告されたのは1990年頃。アメリカの先住民ピマ・インディアンを対象とした大規模な調査・研究によるものでした。報告書によれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、歯周病の発症率が2.6倍も高かったのです。
その後も歯周病と糖尿病のつながりを示す研究成果が世界各地で