八文字学園・学生支援センター

学生支援センターでは「学費準備」の面から様々なサポートを展開しています。

授業料等減免制度は給付型奨学金とsetの制度

2021年05月06日 | 学生支援センター
前回の更新で「給付型奨学金」の概略を説明しましたが、今回は、その「給付型奨学金」と対(つい)になる「入学金減免」「授業料減免」(以降 授業料等減免)について説明します

給付型奨学金と「set」の制度

給付型奨学金で区分(Ⅰ~Ⅲ)の認定を受けた方は、進学先での申請手続きで、授業料等減免も受けることができます

専門学校の場合、第Ⅰ区分の方は、入学金が16万円(最大)、授業料が59万円(最大)減免になります(第Ⅱ区分の方は第Ⅰ区分の3分の2、第Ⅲ区分の方は3分の1の減免)

給付型奨学金と合わせると約120万円のサポート

専門学校に入学する第Ⅰ区分の方が、入学年次にどのくらいのサポートを受けるかというと...

給付型奨学金×12か月+入学金減免+授業料減免
=3.83万円×12+16万円+59万円
=120万960円(最大)


入学する学校によっては、結果として、「学費全額サポートの可能性がある」ということになりますね

減免」か「還付」かは進学先次第

授業料等減免...という言葉のとおり、減免相当額を差し引いて学費請求するのが制度の原則 国公立大学などは、この「減免」の形式をとっています

例えば、1年次分の学費総額(入学金を含む)が100万円の専門学校の場合、学費の請求そのものが25万円(=100万円-16万円-59万円)となるのが「減免」の形式...になります

ただ実際のところ「減免」の場合、大学や専門学校が一時的に「立て替える」ことになり、経営負担が大きくなってしまうこともあって、多くの学校の場合、まずは通常の学費を納入してもらって、後から、認定区分相当の金額を「還付」する形をとっているようです

最終的に75万円(=16万円+59万円)給付されていることには変わりないんだけど、請求額をまずは用意する...という課題が生じることになりますね(そこが準備できずに進学を断念しないことを目的とした制度のはずなのに...

ちなみに、八文字学園では、給付・貸与を問わず、奨学金だけで学費納入をまかなえるサポート制度がありますので、「減免」でも「還付」でも、大きな影響が出てくることがない状況にあります

長くなっちゃったけど、もう1つだけ

この制度を活用できない学校があります

全ての進学先が給付型奨学金&授業料等減免の対象校...という訳ではありません

進学を希望する学校が対象なのかどうかは、文部科学省の「支援の対象となる大学・短大・高専・専門学校一覧」で調べてみてください(八文字学園は5校とも給付型奨学金&授業料等減免の認定校です



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2020年度は「給付型奨学金&授業料等減免」制度の初年度ということもあって、専門学校としても手探りな部分があったり、想定外と感じる部分があったり...。

ということで次回は、「ここも知っておいてほしい!!給付型奨学金&授業料等減免」をお伝えしたいと思います

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「通し」で再確認したい方、ピンポイントで疑問点を確認したい方は、次のリンクからどーぞ
まずは資料を手に入れることから(2021年5月1日更新)
「なぜ奨学金?」(2021年5月2日更新)
ぜひ知っておきたい奨学金のネガティブな部分(2021年5月3日更新)
給付型奨学金は「返還不要」の奨学金になります(2021年5月5日更新)


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