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日本共産党の加害責任

2018-09-16 00:06:07 | 日本共産党
 日本共産党の前衆議院議員、池内さおり氏がこんなツイートをしていた。

地元を歩き高齢者の尊厳ある暮らしについて考えました。
訪問した方のお宅は、ドアを開けていただくと玄関まで袋に詰まったゴミの山。互いに袋の脇から顔出し会話。心の病抱え買い物も洗濯も不自由。介護認定が軽くなりヘルパーさんが来てくれる日数も時間も減らされた。
社会保障を削る政治は棄民だ!


 そして、

93歳の方が「日本の人たちは、こんな被害は受けたという話はするが、こんなに酷いことを我々はしたという加害について語らない。被害と加害両面ある。捕虜に対して酷いこともした。関東大震災のとき朝鮮人虐殺もあった。こういう加害を語らなければならない」とご自身の軍隊経験を交え話して下さった。


とも

 「日本の人たちは」とあるところを見ると、その93歳の方は日本人ではないのだろう。朝鮮人虐殺に触れているところを見ると、在日韓国・朝鮮人だろうか。

 確かに、わが国において、戦後二三十年ごろまでは、先の大戦について、被害者としての面ばかりが強調され、加害者としての面がないがしろにされてきたようには思う。
 しかし、1970年代から80年代にかけては、中国との国交正常化の効果か、あるいは戦争の被害が回復されたり忘れられたりしたからか、加害者としての面にも目を向けられることが多くなってきたように思う。
 90年代のある夏、確か終戦記念日のNHKの特番までが加害者責任を追及する内容で、私は辟易した記憶がある。
 細川護煕首相の「侵略戦争」発言や、いわゆる河野談話、村山談話、天皇陛下の「痛惜の念」発言をこの93歳の方はご存じないのだろうか。

 また、関東大震災の朝鮮人虐殺は、発生当初から日本人が大いに問題にしてきたからこそ、歴史に残り、常識となっている。
 そして同じような事態は、その後の戦中期にも、敗戦後の混乱期にも、平成における大震災においても、生じていない。

 ところで、共産党の人が、1950年代の極左冒険主義の時代の加害について語るのを、私は聞いたことがない(離党者を除く)。
 また、戦前の非合法時代の、大森銀行ギャング事件やリンチ事件といった犯罪の責任について語るのも、聞いたことがない。

 共産党は、戦前は治安維持法で弾圧されたとか、こんにちでも公安調査庁から不当に監視対象にされているとか、被害を受けた話はいっぱいしているようだが、「被害と加害両面ある」はずだ。

 極左冒険主義は分裂した一方の側が勝手にやったこと、ギャング事件は警察のスパイによる挑発だと共産党が主張してきたのは知っている。
 しかし、そんな主張は共産党の盲目的な支持者以外には通用しない。
 何故なら、共産党はその極左冒険主義時代の分裂を経て「統一」したと主張している。現在の日本共産党は、極左冒険主義に同調しなかった側が新たに作った党ではない。極左冒険主義に従事した者も、そうでない者も含めて、党の「統一」を回復したのだ。ならば、極左冒険主義時代の責任も当然負うべきだろう。
 また、戦前期に仮にスパイによる挑発があったとしても、共産党員の全てがスパイであったのではない以上、スパイに牛耳られた責任、スパイによる指導を無批判に実行した責任というものが生じることは言うまでもない。

 かつて司馬遼太郎は、戦中期のわが国について、「日本そのものが、日本史に類を見ない非日本的な勢力によって“占領”されていた」と表現した。
 だからといって、その「非日本的な勢力」を戦犯裁判や公職追放で排除したから、わが国は戦争責任を負う必要はないなどという言い分が通用するはずもない。

 日本人が加害について語らなければならないのであれば、共産党員もまた自党の加害について語るべきだろう。

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