(前回の記事「金賢姫「元死刑囚」という呼称」はこちら)
検索してみると、この「元死刑囚」という呼称に違和感を覚える方はやはりほかにもおられるようだ。
こちらのブログの「★「金賢姫・元死刑囚」という呼び方に違和感あり!」という記事は、今回の訪日ではなく、2009年3月に釜山で行われた拉致被害者家族と金賢姫さんと会見の際の報道での呼称をこうまとめている。
してみると、今回、読売新聞や日本テレビ、TBSは「元死刑囚」から「元工作員」に改めたことになる。
産経新聞ソウル支局長黒田勝弘による以下の記事には大いに共感した。
韓国のマスコミが一般に敬称をどう扱っているのかわからないので一概に比較はできないが、「工作員」という正式な職業があるわけではないのだから、韓国と同様、「金賢姫氏」あるいは「金賢姫さん」で問題ないのではないかと私は思う。
検索してみると、この「元死刑囚」という呼称に違和感を覚える方はやはりほかにもおられるようだ。
こちらのブログの「★「金賢姫・元死刑囚」という呼び方に違和感あり!」という記事は、今回の訪日ではなく、2009年3月に釜山で行われた拉致被害者家族と金賢姫さんと会見の際の報道での呼称をこうまとめている。
新聞・テレビといったメディアは、はたして金賢姫さんをどう伝えたか。
新聞社・通信社
・ 金賢姫元死刑囚 ‥‥ 読売 朝日 毎日 (日) 朝鮮 中央 (韓) AFP (仏)
・ 金賢姫元工作員 ‥‥ 産経 (日) 東亜 聯合 (韓) ロイター (英)
・ 元北朝鮮工作員 ‥‥ 共同 時事 (日)
テレビ局
・ 金賢姫元死刑囚 ‥‥ NHK 日本テレビ フジテレビ TBS (日) KBS (韓)
・ 金賢姫元工作員 ‥‥ テレビ朝日 (日)
してみると、今回、読売新聞や日本テレビ、TBSは「元死刑囚」から「元工作員」に改めたことになる。
産経新聞ソウル支局長黒田勝弘による以下の記事には大いに共感した。
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 金賢姫氏はつらい? 2010.8.6 02:57
日本人拉致問題に関連し金賢姫(キム・ヒョンヒ)・元工作員が先ごろ、日本政府の招きで日本を訪れた。日本ではマスコミで大きな話題になり、帰国後もその待遇ぶりが国会で取り上げられるなど、話題が続いた。
ソウルから見ていて、まずマスコミでの彼女の“肩書”が気になった。産経新聞は昨年から「元工作員」としているが、NHKや朝日新聞、毎日新聞などかなりのメディアが依然として「元死刑囚」と報道していた。これはおかしいと思う。
周知のように、彼女は北朝鮮による大韓航空機爆破事件(1987年)の犯人として逮捕され、韓国で死刑判決を受けたが、後に特別赦免となり、今にいたる。赦免されたのは、彼女が北朝鮮の国家テロの“生き証人”だからだ。
テロ工作員だった彼女は、その詳細な自白によってテロ国家・北朝鮮の実態を初めて世界に暴露した。そして罪を悔い、その余生は北朝鮮の非道な体制を糾弾し、変えるためにあると覚悟し、生きてきた。いや生かされてきた。
したがって彼女は、北朝鮮の「元工作員」だから意味があるのであって、「元死刑囚」だからではない。まして日本人拉致問題でいえば、「元工作員」だからこそ関心の対象になっているのではないか。
無意味な「元死刑囚」はやめてほしい。ちなみに韓国のマスコミは「氏」や「さん」にあたる「シ」を使い「キム・ヒョンヒ・シ」と呼んでいる。
「金賢姫氏」にとって今回の日本訪問は、つらい結果になった。彼女を招いた中井洽(ひろし)国家公安委員長(拉致問題担当相)をはじめ、日本政府の“仕切り”が実にまずかったからだ。
彼女の姿を絶対外部に見せないなど、極端過ぎる秘密主義はマスコミや世論の反感をかった。拉致問題は国民的関心の支えがあってここまできたのではなかったのか。
政府招待なら当然、記者会見などで彼女を国民に紹介すべきだろう。にもかかわらず一部のテレビとだけインタビューというのでは、他のメディアは当然、反発し、すべてに批判的になる。
鳩山由紀夫前首相の軽井沢別荘での滞在やヘリコプター遊覧も、姑息(こそく)すぎる。すべて警備上の理由と言い訳するだろうが、あの極端な秘密主義は、木を見て森を見ない、それこそ民主党政権が忌み嫌ってきた役人的発想だ。金銭問題の雑音をふくめ、結果的に彼女の日本訪問にキズを付けることになってしまった。
彼女に“罪”はない。
彼女は拉致日本人の田口八重子さんの存在を証言したが、日本人拉致問題の解決に力になりたいと心から思っている。被害者家族を慰労、激励し、支えてあげたいと、心から願っている。
その意味では日本の多くの国民と気持ちは同じなのだ。それが「生かされている自分」の役目のひとつと考えている。
今回の“金賢姫騒ぎ”をめぐって日本では、民主党政権批判(?)のあまり「テロ犯の日本入国許可はおかしい。日本はテロに甘い」などといった声まで出ていたという。これまた、木を見て森を見ない話だ。
金賢姫・元工作員は、日本人拉致問題解決など「テロとの戦い」の生き証人であり、貴重な協力者なのだ。北朝鮮問題は彼女のことを抜きには語れない。
韓国のマスコミが一般に敬称をどう扱っているのかわからないので一概に比較はできないが、「工作員」という正式な職業があるわけではないのだから、韓国と同様、「金賢姫氏」あるいは「金賢姫さん」で問題ないのではないかと私は思う。







実際この呼称については問題がありますね。新聞社やテレビ局の思惑が感じられます。
突然驚かれたのではないかと思います。
TBは言及をお知らせするものと考えておりますのでどうぞお気遣いなく。
「元死刑囚」が呼称として通用するなんて、やはりおかしいですよね。
それが朝日、毎日、NHKという左寄り(人権派)と見なされがちなメディアで維持されているのは不思議です。
左から見れば、北朝鮮に不利益行為をはたらいた金賢姫は敵だから?
というわけでもないでしょうに……。