医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013

2013年05月05日 | 音楽

去年のGWは鳩間島音楽祭を楽しんでいましたが、今年は前半に松本に1泊したほかは、遠出はせず、近場のイベントを満喫しています。

その1つが有楽町・東京国際フォーラムと丸の内界隈で開催されている「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013」

東京での開催は2005年からですが、私は初めて。オーケストラあり、室内楽あり、バレエとのコラボあり…とさまざまなコンサートが1公演45分。無料公演もありますが、有料のも比較的安い(S席で3500円くらい)ので、学会のような感じ(?)で、コンサートをハシゴして楽しめます。

私は3日に、2つのプログラムをハシゴしたのですが、初めて聴いたヒメネス「“ルイス・アロンソの結婚式”より間奏曲(カスタネットとオーケストラのための)」がとても印象的でした。世界的にも唯一と言われるカスタネットのソリスト、ルセロ・テナさんの演奏は圧巻。メキシコ生まれでちょっと中村紘子さん似なんですが、演奏も同じように自信に満ち溢れていました。体全体のパフォーマンスも演奏の一部ですね。

このコンサートは基本、3歳以上入場OK。なかには「0歳児よりOK」というプログラムも。

私の隣には、6歳と3歳くらいの子どもを連れたご家族がいて、正直「ありゃww」と思いました。
もし子供たちが途中でおしゃべりしたり、荷物をごそごそやられでもしたら注意しないといけないだろうなあ・・・。
しかし、隣のオバサンに怒られたりしたら、この子たちはクラシック音楽が終生嫌いになってしまうかもしれない…音楽ファンの端くれとして、子どもの芽を摘んでしまうのはイカンのではないか…などと、勝手に子供たちの将来に思いを馳せているうち、演奏者がステージに。

子供たちのおしゃべりは、演奏者の姿を見るとすぐにささやき声に変わり、演奏中は45分間、静かに聴いていました。静かだけれど、少し飽きちゃった様子のお兄ちゃんには「ほら、次はボレロだよ~」と声をかけるお母さん。きっとこの家族は普段からクラシック音楽を愛し、演奏者への敬意を普段からお子さんに教えていることが察せられました。

クラシックがこんなふうに気軽に楽しめるのは素敵なことだと思います。 

 

 

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