ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

京都大原・鞍馬の旅

2010年04月10日 | 旅行
 2010年4月9日に用事があって京都市に来ましたが、それが終わったので、大原の民宿へ1泊していくことにしました。バスで直接大原へ向かっても良かったのですが、出町柳駅まで出て、叡山電鉄に乗り、宝ケ池駅まで行って、バスに乗り換えることにしたのです。
 出町柳駅には、叡山本線の八瀬比叡山口駅行きと鞍馬線に乗り入れる二軒茶屋駅行きのいずれも700系電車が止まっていました。両方の車両を撮影してから、早く出るほうへ乗ったのはいうまでもありません。この電車から、宝ケ池駅で下り立ちましたが、この駅は、叡山本線と鞍馬線の分岐駅となっていて、島式1面・相対式2面4線のホームがあります。私は、改札を出て、国道367号線沿いのバス停から大原へと向かい、終点の大原バス停で下り、寂光院方面に徒歩10分余り歩いたところにある、民宿「大原山荘」へ泊りました。
 部屋へ荷物を置いて、すぐに浴場へと向かいましたが、ここは温泉で内風呂と露天風呂があり、両方の浴槽にのんびりと浸かって旅の疲れをいやしました。その後の夕食は、朝挽き京赤地鶏と新鮮な地野菜をふんだんに使用した味噌鍋がメインで、お酒も2合ほど頼んで、おいしく飲みかつ食べたのです。結構よい気分になったので、後は部屋で横になり、テレビを見ていたら、まどろんできたので、早めに床に就きました。
 翌日は、朝風呂に入ってから、朝食を食べ、再びバスに乗って、宝ケ池駅まで来て、今度は鞍馬線の800系電車の鞍馬行きへ乗り込んだのです。その電車で終点まで行って、鞍馬駅に下り立ちましたが、寺院風の駅舎でした。
 その後、徒歩で鞍馬寺へと向かいましたが、この寺は、京都市北方の鞍馬山中腹にある鞍馬弘教の総本山です。奈良時代の770年(宝亀元)に鑑真の高弟鑑禎が山頂に毘沙門天をまつったのが始まりとされていますがはっきりしません。792年(延暦11)に藤原伊勢人が貴布禰明神の霊告を受け堂宇を建立したも言われています。平安時代以後、平安京北方鎮護として貴船神社と共に朝野の信仰を集め、修験道の霊地として栄えました。そんな中で、平安時代末期に、平氏に捕えられた源義経(牛若丸)がこの寺に入れられ、修業したと伝わっています。竹伐の行事(6月20日)、摂社由岐神社の火祭(10月22,23日)は有名で、多くの人々が訪れてきました。たびたびの火災により堂舎を焼失していて、現在の本殿、多宝塔などは近年再建されたものですが、木造「毘沙門天及吉祥天・善膩師童子立像」、鞍馬寺経塚遺物200余点の国宝をはじめ、いくつかの国指定重要文化財を寺宝としていて、興味深く参拝しました。
 ここは、鞍馬山の中腹にあって、自然豊かで、修験道の霊地としての雰囲気を保っているので、ハイキングコースを通って山越えし、貴船神社側へ降りることとしたのです。そこで、気を引き締めて、坂道を登って行ったのですが、かなり苦労しての山越えとなりました。
 それでもなんとか越えていき、貴船神社に参拝したのですが、少々疲れたので、その後はバスで貴船口駅へと至ります。貴船口駅ホームで待っていると900系(愛称:きらら)のきれいな電車が来たので、乗り込んで出町柳駅へと向かい、帰途に就きました。

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